「指値注文」と「逆指値注文」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「指値注文」と「逆指値注文」の違いとは?違い

金融商品取引の注文方法として「指値注文」「逆指値注文」があります。

それぞれどのような注文方法で何が違うのでしょうか。

今回は、「指値注文」「逆指値注文」の違いを解説します。

「指値注文」とは?

「指値注文」とは、「買う値段もしくは売る値段を指定する注文方法」です。


「指値注文」の使い方

投資を目的とした金融商品取引では相場の動きに合わせ取引可能な値段で注文する方法と値段を指定する注文方法の2つに大別されます。

自分で値段を指定せずその時の相場で注文する取引方法を「成行注文」といい、自分で値段を指定して注文する方法が「指値注文」です。

指値で注文する場合は具体的に値段を指定しその値段よりも安ければ買う、もしくはその値段よりも高ければ売るという形になります。


「逆指値注文」とは?

「逆指値注文」とは、「相場が上がり指定した値段に到達したら買う、もしくは相場が下落し指定した値段に到達したら売る注文方法」です。

「逆指値注文」の使い方

簡単に言うと相場が上がったら買い相場が下がったら売る注文方法です。

「指値注文」と「逆指値注文」の違い

指定した値段以上に安くなったら買い高くなったら売るのが「指値注文」で、指定した値段以上に安くなったら売り高くなったら買うのが「逆指値注文」です。

「逆指値注文」はできるだけ安く買い高く売る「指値注文」の正反対に当たります。

「逆指値注文」は主に相場の急変に備えて用いられる注文方法です。

取引価格が上がり指定の値段に到達したら上昇相場に入ったとみなし追いかけるように買い注文を出す、あるいは損失を最小限に抑えるため一定以上相場が下がる前に売る、といった形で利用します。

「指値注文」の例文

・『指値注文を入れる』
・『約定しないので指値注文から成行注文に変更する』

「逆指値注文」の例文

・『急騰の気配を感じたので買いで逆指値注文を入れておく』
・『相場は急落したが逆指値注文を入れておいたので損失は最小限で済んだ』

まとめ

「指値注文」「逆指値注文」は正反対の性質を持つ注文方法です。

組み合わせて使うことでより多彩な金融商品取引が可能になるので詳しく理解しておきましょう。

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