本記事では、「何よりです」と「何よりでございます」の相違点を分かり易い形で解説致します。
「何よりです」とは?
何よりですは、なによりですと読まれる言葉です。
本来は、何よりも嬉しいです、という言葉なのですがそこから嬉しいの語を省略する事によって、誕生したのが、この何よりですの言葉となっています。
以上の事から何よりですは、これ以上ない程に素晴らしいとか嬉しいといった意味を示すのです。
つまり何よりですは、この上なく素晴らしいとか、喜ばしいという意味を、やや丁寧な形で表現した言葉として用いられています。
「何よりでございます」とは?
何よりでございますは、なによりでございますと読むのが正解な言葉です。
この何よりでございますは、何よりですをより丁寧に、敬いを込めて表現した言葉となっています。
だからこそ何よりでございますは、これ以上なく嬉しいですや喜ばしいです、といった意味を表すのです。
かなり丁寧な言い回しの言葉であるため、基本的に気遣いや敬いが必要となる、目上の人物に対して使う言葉となっています。
「何よりです」と「何よりでございます」の違い
何よりですと何よりでございますの文字表記を並べた上で見比べを実行してみると、すとございますという文字の違いがある事に直ぐに気付けるものです。
逆に言えばその他の文字は同じであり、かなり似た部分が多い言葉同士と言えます。
それもそのはずで、何よりですをより丁寧な表現に変化させたのが、何よりでございますの言葉です。
お陰でどちらも、何よりも喜ばしいや何よりも嬉しいといった意味を表現します。
とはいえ何よりでございますには、気遣いや敬いが込められているので、ビジネス上では、上司や取引相手といった目上の人物に用いるべき言葉です。
まとめ
2つの言葉には、共通する文字が多くあるだけではありません。
何よりでございますは、何よりですをより丁寧な言い回しに変化させた言葉です。
そのため、どちらもこの上なく嬉しい、といった同じ意味を所有しています。
ただし何よりでございますは、かなり丁寧な表現なので、上司の様な立場が上の人物に対して使用すべき言葉です。
