「何はともあれ」と「何はさておき」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「何はともあれ」と「何はさておき」の違いとは?違い

この記事では、「何はともあれ」「何はさておき」の違いを分かりやすく説明していきます。

「何はともあれ」とは?

「何はともあれ」には、他のことはどうであろうとも。

ともかく。

といった意味があります。

例えば、「何はともあれ成功することができ良かったです」の場合、細かなことを言えば色々と問題点はあったものの結果的には成功することができて良かったといった意味で用いられます。

言い換えれば、「少なくとも」「何にせよ」「ともかく」「兎にも角にも」などになります。


「何はさておき」とは?

「何はさておき」には、他のことはひとまずあとのことにしても。

真っ先に。

といった意味があります。

例えば、「何はさておき生徒の安全を優先する」の場合、他のことは後回しにしても、まずは生徒の安全を優先すべきだということを意味します。

言い換えれば、「最初に」「とりあえず」「とりわけ」「第一に」などになります。


「何はともあれ」と「何はさておき」の違い

「何はともあれ」「何はさておき」の違いを、分かりやすく解説します。

「何はともあれ」には、他のことはどうであろうとも。

ともかく。

といった意味があります。

一方、「何はさておき」には、他のことはひとまずあとのことにしても。

真っ先に。

といった意味があります。

このように、他のことに対する考え方に違いがあり「何はともあれ」の場合は、ともかく、進めること、行うことといった意味があり、そして、「何はさておき」の場合は、真っ先に行うといった意味があります。

「何はともあれ」の例文

・『何はともあれ、無事にこの1年を乗り切ることができた』
・『社会人として、何はともあれ報告だけはきちんとしておくべきです』

「何はさておき」の例文

・『何はさておき、洗濯から始めることにした』
・『急いでいるので、何はさておき、すぐに食べられるファストフードを選ぶことにした』

まとめ

「何はともあれ」「何はさておき」には以上のような違いがあるため、使い分けが必要です。

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