この記事では、「氷点下」と「零下」の違いを分かりやすく説明していきます。
「氷点下」とは?
「氷点下」は「ひょうてんか」と読みます。
「氷点下」は「氷点の下の温度」を意味します。
つまり「氷が凍る温度」である「氷点」の下、つまり「セ氏零度以下」の温度を指す言葉になります。
つまり、セ氏零度以下の気温になった時、「氷点下」と呼びます。
天気予報で、翌日の最低気温がセ氏零度以下になると予想される場合は、「翌日の最低気温は氷点下になる模様です」などとアナウンスされることになります。
「零下」とは?
「零下」は「れいか」と読みます。
「零下」は「温度がセ氏零度以下であること」という意味があります。
そのため、気温を測った時に、セ氏零度以下だと気が付いた時に、「気温が零下に達した」などと言います。
セ氏零度以下のなか、寒中水泳をするような場面では、「零下で寒中水泳をする人々」などと表現されることになります。
「氷点下」と「零下」の違い
「氷点下」と「零下」の違いを、分かりやすく解説します。
「氷点下」も「零下」も、具体的に何度のことを指すのかと言えば、「セ氏零度以下」ということになり、同じだと言えます。
つまり、温度目線で言えば、「氷点下5度」でも、「零下5度」でも、まるで同じことを意味していると考えることができます。
ただし、「氷点下」は、あくまで、水が凝固する、すなわち凍る温度を意味します。
そのため、食塩水のように、凝固するのが0度以下の水の場合は、「氷点下」が「摂氏零度以下」よりも、さらに低い温度となるというわけです。
このように「氷点下」は、あくまでも「水を基準」にした言葉なのに対して、「零下」は、温度計を基準にしている言葉という違いがあります。
まとめ
「氷点下」と「零下」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、「水を基準にするかどうか」という明確な違いがありました。
2つの言葉の正しい意味を知ることで、間違った使い方をせずに済みそうです。