「剰余金」と「準備金」の違いとは?分かりやすく解釈

「剰余金」と「準備金」の違いとは?違い

この記事では、「剰余金」「準備金」の違いを分かりやすく説明していきます。

「剰余金」とは?

「剰余金(じょうよきん)」とは、純資産から、資本金と資本準備金を差し引きした金額のことを言います。

「剰余金」「剰」「あまる」「あます」「あまり」などの意味があります。

また、「余」「あまり」「のち」「あまりに」などを表しています。

そして、「金」「金銭」「金属」などを指しています。


「準備金」とは?

「準備金(じゅんびきん)」とは、純資産額が資本額を超えた額の中で、将来の損失などに備えて留保する金額のことを表しています。

「準備金」「準」は、「みずもり」「水平」「めやす」などの意味を持っています。

さらに「備」は、「備える」「用意する」などを指しています。

そして、「金」は前述のとおりの意味になります。


「剰余金」と「準備金」の違い

「剰余金」「準備金」の違いを、分かりやすく解説します。

「剰余金」とは、純資産から、資本金と資本準備金を差し引きした金額のことを意味しています。

一方、「準備金」は純資産額が資本額を超えた額のうち、万が一に備えて留保する金額のことを言います。

「剰余金」は配当ができますが、「準備金」はそれができないので、この点に違いがあります。

「剰余金」の例文

・『剰余金には資本剰余金と利益余剰金があります』
・『株主は剰余金の配当を受けることができます』
・『資本剰余金には資本準備金が含まれています』
・『剰余金の取り扱いについては、会社法で定められています』

「準備金」の例文

・『法定準備金には資本準備金と利益準備金があります』
・『準備金には法定準備金と任意準備金がある』
・『「準備金」と関連したものに「引当金」があります』
・『会社法で準備金に関することが決められています』

まとめ

「剰余金」は漢字の意味で見てみると、「余りの金銭」のような意味合いになります。

また、「準備金」は漢字の意味でみると、「備える目安の金銭」と言うような意味合いになります。

それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。

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