正規品とコピー品?この記事では、「フェンダー」と「スクワイヤー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フェンダー」とは?
1946年創業のアメリカの老舗楽器メーカー、楽器に詳しくない人でも同社の名前は聞いた事があるでしょう。
主力製品は国内外の有名ギタリストも多く使用するエレキギターです。
単に「フェンダー」と言った場合は同社のエレキギターやアンプを指す場合も多いと言えるでしょう。
「スクワイヤー」とは?
1970年代に「フェンダー」社のコピー製品が多く出回った事は少なからず同社の経営に影響を与えたと言っていいでしょう。
コピーの廉価製品への対抗手段として1982年に同社は日本法人を立ち上げる事になりました。
その時に同社の廉価版モデルとして起ち上がったブランドが「スクワイヤー」になります。
「フェンダー」と「スクワイヤー」の違い
「フェンダー」と「スクワイヤー」の違いを、分かりやすく解説します。
「フェンダー」は会社名と同社のエレキギターやアンプ等の製品を指すと言っていいでしょう。
「スクワイヤー」は日本における同社モデルのコピー製品を駆逐するために起ち上げられた「フェンダー・ジャパン」社のブランドです。
コピー製品を駆逐するために必要な機能を満たしつつ簡易化。
それにより価格を抑えた廉価版製品です。
スクワイヤーよりも上位のモデルは「フェンダージャパン」名義での展開となりました。
その後1997年に「フェンダージャパン」社の親会社である「富士弦楽器製造」が同社株式を売却。
「フェンダージャパン」は消滅し、「スクワイヤー」ブランドに統合される事になりました。
まとめ
「フェンダー」は米国アリゾナ州にある会社や2015年に創立の日本法人「フェンダーミュージック」社を指す場合と同社が製造販売するエレキギターやアンプを指す2ケースがあると言っていいでしょう。
「スクワイヤー」はフェンダー社のコピー製品を駆逐するために作られた日本向けの廉価版製品を指します。
当初は日本向けだったもの、海外向けの販売も行う様になりました。
現在では「フェンダー」ブランドはよりアーティスティックかつカスタム化。
シンプルかつリーズナブルな「スクワイヤー」ブランドと住み分けされていると言っていいでしょう。