「演説」と「講演」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「演説」と「講演」の違いを分かりやすく説明していきます。
「演説」とは?
「演説」は、大勢の前で自分の意見や考え、主張を述べること意味します。
一対一で何かを述べるのではなく、あくまでも、大勢の人に対し自分の意見や主張を述べる行為が「演説」となります。
そのほか、道理や意識を説き明かすといった意味も「演説」にはあります。
言い換えれば、「レクチャー」や「スピーチ」、「声明を発する」、「所信表明」などと同じです。
「演説」の使い方
「演説」は、「演説する」のほか、「選挙演説」や「演説会」、「街頭演説」、「追悼演説」、「演説会場」など様々な言葉があります。
「講演」とは?
「講演」は、大勢の人に向かって、決められた題目に従い話を行うことを意味します。
基本的に「講演」の場合、題目が決められており、その題目の内容について、大勢の人の前で話を進めていくことが「講演」となります。
そのほか、経典を講じ仏法を説くこと、説法も意味します。
言い換えれば、「メッセージ」や「ディスカッション」、「講義」、「講話」などと同じです。
「講演」の使い方
「講演」は、「講演する」のほか、「講演会」や「講演料」、「講演依頼」、「講演テーマ」など様々な言葉があります。
「演説」と「講演」の違い
「演説」と「講演」共に大勢の人の前で話をするといった意味としては同じ意味を持つ言葉となります。
そのうえで、その内容に違いがあり、「演説」は、自分の意見や考え、主張を述べることを意味します。
それに対し「講演」は決められた題目について話をすることを意味し、必ずしも意見や主張を述べる場ではありません。
「演説」の例文
・『演説会場をセッティングする』
・『国会議員の演説を聞きに行く』
・『社長の就任演説は、素晴らしかった』
・『街頭演説の警備に就く』
「講演」の例文
・『有名評論家に講演依頼をした』
・『興味のある講演会が近所で開かれることになった』
・『講演会の講師が自分に務まるかと不安です』
・『講演料の交渉が難航しています』
まとめ
「演説」と「講演」には、以上のような違いがあります。