「卑屈」や「自虐」は自分に対して自信がないことから生まれる感情です。
この記事では、「卑屈」と「自虐」の違いを分かりやすく説明していきます。
「卑屈」とは?
「卑屈」とは必要以上に自分の評価を下げることを表す言葉であり、自信がないことから生まれる感情を表します。
この言葉に使われている「卑」は低いやいやしいという意味で使われる言葉であり、これ以外にも近いという意味でも使うことが可能です。
「卑屈」は意気地がない状態やこれにより相手に対して屈服することやこびへつらうことを表す時にも使います。
「自虐」とは?
「自虐」とは自分で自分をいじめることや評価などを下げることを表す言葉です。
「自虐」は自分に対して正当な評価することが不可能な状態や考えを持っていることから生まれる感情であり、ネガティブな意味の言葉として使われます。
「自虐的」は自分で自分を苦しめるような様を表す言葉であり、人の性格からギャグなどにも使うことが可能です。
「自虐史観」とは主に日本の太平洋戦争後のことを述べる時に使われる方法であり、批判的な内容や否定的な観点によって分析や論述するのが特徴です。
「卑屈」と「自虐」の違い
「卑屈」は必要以上に自分の評価を下げることやこれに基づいた行動を示す言葉であり、相手に対してこびへつらうことを表す時にも使います。
「自虐」は自分で自分をいじめることや苦しめることを表す言葉です。
「卑屈」の例文
・『奴隷は卑屈な行動を取ったが、主人はそれを気にせず手荒に扱っています』
・『犯人は卑屈な笑みを浮かべて動機を語り始めました』
「自虐」の例文
・『その芸術家は自虐的な考えに憑りつかれていたことで有名です』
・『自虐的な思考は止めたいと思っているのですが、中々難しいです』
まとめ
「卑屈」は必要以上に自分の評価を下げることやこれに基づいて行動することを表す言葉です。
「自虐」は自分で自分を苦しめるような考え方や行動を表す言葉です。
