この記事では、「ちょっと」と「若干」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ちょっと」とは?
物事の数量や程度、時間を表す言葉「ちょっと」。
「ちょっと」には、これらがわずかであること、少し、といった意味があります。
例えば、「寝坊したため、ちょっと遅れます」の場合、寝坊したことにより少しだけ遅れることを意味します。
また、「ちょっとだけ分けてもらった」の場合は少しだけ分けてもらったことを意味します。
また、「ちょっと」には、行動が軽い気持ちで行われるといった意味もあります。
例えば、「ちょっと、そこまで」といった形で使用します。
そのほか、「ちょっと名の知れた有名人」といったように、かなりのものであること。
「ちょっと、わかりません」のように、簡単に判断することができないこと、困難なことを意味することもできます。
「若干」とは?
はっきりしないものの、それほど多くない数量を意味する「若干」。
「少しばかりの」や「いくらか」「多少」などに置き換え使用することが可能です。
例えば、「このアイデアには若干の問題がある」の場合、アイデアには多少の問題がある事を意味します。
「ちょっと」と「若干」の違い
「ちょっと」と「若干」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも、少し、わずか、を意味する言葉ですが、何に対し、少しなのか、わずかなのか、といった違いがあります。
「ちょっと」の場合は、数量や程度、時間に対し使用することができる一方、「若干」は数量のみを意味する言葉になります。
そのため、時間を表す際には「若干」を使用することはできません。
「ちょっと」の例文
・『彼女は街中でちょっとした有名人です』
・『ちょっと昼寝をするつもりが1時間も寝てしまいました』
「若干」の例文
・『若干名採用予定と書かれていると、実際に採用されることがあるのかと不安になる』
・『私は左右の足の大きさが若干異なります』
まとめ
以上のように、「ちょっと」と「若干」の使い方には注意が必要です。