「立ち往生」と「渋滞」の違いとは?分かりやすく解釈

「立ち往生」と「渋滞」の違いとは?違い

この記事では、「立ち往生」【たちおうじょう】と「渋滞」【じゅうたい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「立ち往生」とは?意味

問題が起きて、右にも左にも身動きができず困る状況を「立ち往生」【たちおうじょう】といいます。

走行していると車のエンジンが突然停止したので路肩に移動することさえできず、ひっきりなしに後続車が来る場所では修理もできないため困ったという様子を意味するのです。

このように、身動きがとれない状況にどうしようもない状況を指します。


「渋滞」とは?意味

多くの車が一箇所に集中したことで前に進まない状況を「渋滞」【じゅうたい】といいます。

連休やイベントなどで多くの人が外出して同じ場所に行けば行列ができるでしょう。

するとつまった状態になり、そこでつっかえて前に進まなくなるそのさまを表すのです。

このようなさまから、部品がつっかえてスムーズに流れない状態を「渋滞が起きた」と言い表します。


「立ち往生」と「渋滞」の違い

「立ち往生」「渋滞」の違いを、分かりやすく解説します。

どうにもできない問題が起きて、どのように対処したらいいか困ってしまうさまを「立ち往生」といいます。

自分ではどう対処したらいいか悩んでも、解決できる策が見いだせないといった状況を表すのです。

もう一方の「渋滞」は、一箇所に集中して集まったため前に進まなくなる状況であることを伝えています。

工場では、前の人の作業が遅いと後ろの従業員のところで止まってしまうときの状況を表せる言葉です。

「立ち往生」の例文

・『雪が高く積もった道路で立ち往生し、会社に遅れた』
・『事故が起きて多くの車が立ち往生して渋滞が起きる』

「渋滞」の例文

・『高速道路では無意識にザク部で減速すると渋滞が起きる』
・『物流関係に悪影響を与える渋滞は経済的な損失を与える』

まとめ

どちらも前になかなか進まない状況を表す言葉ですが、問題が起きてどのようにしたらいいか困る状況で使うか、一箇所に多くの人や車が集中して前に進まないかの違いがあると覚えておくといいでしょう。

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