この記事では、「えこひいき」と「差別」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「えこひいき」とは?
かわいいと思う相手を特別扱いすることを「えこひいき」といいます。
好きな人には美味しい物を選んで与えたり、席を確保するといった行動を見せるのです。
度を超えれば、本当は間違っている答えに○を付けて得点を与えるというありえないことをやってしまいます。
このように、特定の人物だけに与える優遇するのです。
「差別」とは?
劣った部分に焦点を当てて、不当な扱いすることを「差別」【さべつ】といいます。
例えば、肌の色が白くないというだけで経済力が無いと先入観を持って馬鹿にする行為を指すのです。
また、背丈が小さいと力が弱い、学歴がなければ仕事ができないというのも見下し、差をつける行為も酷い「差別」になります。
「えこひいき」と「差別」の違い
ここでは「えこひいき」と「差別」の違いを、分かりやすく解説します。
自分が好きと思う人であったり、上からの圧力により特別な優遇を与えることを「えこひいき」といいます。
特別扱いすれば自分が有利な立場になる場合、周囲がどのように感じようが贔屓【ひいき】して見せるのです。
もう一方の「差別」は肌の色や体格、年齢、性別といったもので劣っていると感じる人を対象に不当な扱いをします。
「差別」は人権問題ともなり、世界的にも問題視されていますが、「えこひいき」は個人間での問題であるところが違う点です。
「えこひいき」の例文
・『社長の息子とわかってえこひいきする講師がいる』
・『かわいい子にだけえこひいきする親に苛立つ』
「差別」の例文
・『黒人の血を引く息子を差別する教師に謝罪させた』
・『職業差別にも負けず、勇気を奮い立たせて仕事した』
まとめ
とても似ている言葉ではありますが、自分が好きという感情に流されて特定の人を特別扱いするのが「えこひいき」で、人権侵害になるのが「差別」と区別すればいいでしょう。
