「順風満帆」と「天歩艱難」の違いとは?分かりやすく解釈

「順風満帆」と「天歩艱難」の違いとは?違い

この記事では、「順風満帆」【じゅんぷうまんぱん】と「天歩艱難」【てんぽかんなん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「順風満帆」とは?

どのようなことに挑戦しても、順調にうまくこなせるといった意味を示すのが「順風満帆」【じゅんぷうまんぱん】です。

受験を受ければ一発で合格するは、好意がある異性に告白するとすぐいい返事が聞けるなど、何をやっても良い方向に向かうといった人生を指すわけです。

さほど苦労もせず、自分が思い描く道を順調に歩ける現実はまさに幸せで、心から満足できるといった意味を表す言葉になります。


「天歩艱難」とは?

自分が思い描くように、何をやってもうまくいかない現実を「天歩艱難」【てんぽかんなん】といいます。

苦労してやっているというのに、まったく報われない悪い現実は苦しく、酷くやる気を失ってしまうでしょう。

そのような現実に落ち込み、何事も悪い方向に考えてしまう現実にぶちあたってしまう人の人生を指す言葉です。


「順風満帆」と「天歩艱難」の違い

「順風満帆」「天歩艱難」の違いを、分かりやすく解説します。

これといって困難と感じることはなく、何でも順調に事が進むため幸せで不満はないといった人生を「順風満帆」といいます。

もう一方の「天歩艱難」は災害に遭ったり、用心しても事故に巻き込まれてしまうといった困難な人生を表すところが違う点です。

「天歩艱難」は時運にいまいち恵まれないため苦しんで悩み、苦労するといった悪い状況を表します。

「順風満帆」の例文

・『人と比べると、自分の人生は順風満帆だったと感じる』
・『順風満帆な人生を送っている人は、いつも朗らかで前向きだ』

「天歩艱難」の例文

・『今の地位を確立したのは、天歩艱難を乗り越えたからだ』
・『天歩艱難な人生を乗り越えられたのも姉のおかげだ』

まとめ

まったく正反対の意味がある言葉を2つご紹介しました。

状況によって使い方に工夫して、どのような状態であるかうまく示してみるといいでしょう。

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