この記事では、“fend”と“defend”の違いを分かりやすく説明していきます。
「fend」とは?
“fend”の主な意味は3つあります。
1つめは、攻撃などをかわすです。
かわすには、ぶつからないように体をおどらせて避けるという意味があります。
ボクシングでは、相手がパンチを繰り出してきたとき、さっと体を動かしてパンチが当たらないようにするシーンがみられることがあります。
この動きが攻撃をかわすです。
2つめは、質問や非難などをかわすです。
この場合のかわすは、うまく逃げて避けるという意味になります。
芸能人や政治家などが記者に質問されたとき、質問内容が自分にとって都合の悪いことだったり、答えにくかったりすると、何も言わずにその場を去ってしまうことがあります。
これが質問をかわすです。
3つめは自力でやりくりするです。
不十分なところがあっても、あれこれと工夫をして、うまくやっていくことを、やりくりするといいます。
家計をあずかる人は、これをうまくやっているようです。
食費を抑えるために安い食材を購入し、料理に工夫をして、家計をうまくまわしています。
「fend」の使い方
“fend”は動詞です。
攻撃、質問、非難などをかわす、やりくりするという意味で使用をします。
「defend」とは?
“defend”の主な意味は3つあります。
1つめは守るです。
守るには、攻撃に備える、侵されたり、害が及ばないように防ぐという意味があります。
“defend”は領土を守る、攻撃などから人を守る、チャンピオンがタイトルを守る、ゴールを守るといったことを指しています。
2つめは人や考えなどを擁護する、支持するです。
人や考えなどを侵害から守ることを意味しています。
弁護士が行う場合は、弁護するといいます。
3つめは権利や地位などを守るです。
侵されないようにすることをいいます。
「defend」の使い方
“defend”は動詞です。
敵から守るという意味があります。
領土を守るとは、敵が存在していて、そのものに侵されないようにすることです。
ゴールを守るとは、敵チームがいて、敵に点を入れられないようにすることです。
このような敵がいて、それから守ることについて使用します。
「fend」と「defend」の違い
どちらの言葉にも、攻撃を受けないようにするという意味合いがありますが、同じことを指しているのではありません。
“fend”はかわすという意味です。
攻撃を受けないように避けるという意味合いになります。
“defend”という意味です。
避けるのではなく、積極的に攻撃を受けないようにしています。
また、“defend”が意味する「守る」の範囲は広く、領土、人、考え、ゴールなどを守ることをいいます。
まとめ
攻撃を受けないようにすることを意味している2つの言葉ですが、一方はかわすという意味で、もう一方は守るという意味になります。
意味合いが違うのです。