この記事では、“afford”と“give”の違いを分かりやすく説明していきます。
「afford」とは?
“afford”の主な意味は3つあります。
1つめは、持つ余裕があるのです。
否定文や疑問文で使用されることが一般的で、否定文で使用された場合は、持つ余裕がないという意味になります。
何を持つ余裕なのかというと、お金や時間です。
仕事をするためには、それをするための時間が必要です。
そのための時間を持っていないことを、「仕事をする余裕がない」ということができます。
このような、「持つ余裕」を意味している言葉です。
2つめは、差し支えない、大丈夫だです。
否定文や疑問文で使用されることが一般的で、否定文で使用された場合は、差し支えがある、大丈夫ではないという意味になります。
3つめは、提供するです。
手渡せるようなものを提供することではなく、機会や施設などを提供することをいいます。
たとえば、古典を学びたいと考えていた人がいたとします。
そのことを知った教授が、自分が教えているクラスにその人を招きました。
これは、機会が提供されたということができます。
「afford」の使い方
もともとの意味は「前に押し出す」で、そこから広がって「与える」という意味になります。
与えるという意味では、機会や施設を提供することについて使用をします。
余裕がある、差し支えないという意味では、通常否定文や疑問文の形で使用されます。
「give」とは?
“give”の主な意味は5つあります。
1つめは、物を人に与えるです。
本を与える、ボールを与えるなど手で渡せるものも、ホテルの部屋を与える、通行する場所を空けるなど手で渡せないもののことも指しています。
2つめは、産出するです。
人が子どもを産む、動物が子どもを産む、木の実がなるなどのことをいいます。
3つめは、伝達するです。
人に情報を伝える、意見を述べる、注意を示すなどをいいます。
4つめは、行動するです。
ため息をつく、皿を洗うなど、人に何かを与えるような行動のことを指しています。
5つめは、加圧するです。
物に圧力をかける、精神的な圧力をかけることなどをいいます。
物に圧力をかけると物の形がゆがむことがあり、このことから変形する、曲がるという意味にもなります。
「give」の使い方
与えるという意味で使用をします。
情報を伝えることは情報を与える、皿を洗うなどの行動は労働力を与える、加圧することは圧力を与えるといえるでしょう。
「afford」と「give」の違い
2つの言葉は、与えるという意味が似ていますが、何を与えるのかという点に違いがあります。
“afford”の場合は、機会や施設などを与える、つまり提供することを意味しています。
一方、“give”の場合は、物を与える、場所を与える、機会を与えるなど、さまざまな事柄についていうことができます。
まとめ
与えるという意味が似ている2つの言葉ですが、何を与えるのかが違います。