この記事では、“wrong”と“incorrect”の違いを分かりやすく説明していきます。
「wrong」とは?
“wrong”の意味は以下の通りです。
1つ目は「誤った」「事実でない」という意味で、真実ではない様子を言います。
2つ目は「正しくない」「間違った」という意味で、正解ではない様子を言います。
3つ目は「不適切な」「おかしい」という意味で、ある基準に照らし合わせて違っている様子を言います。
4つ目は「逆の」「裏の」という意味で、方向が違う様子を言います。
5つ目は「調子が悪い」「正常でない」という意味で、人や機械の具合がよくない様子を言います。
上記に共通するのは「道徳的な基準で正しくない」という意味です。
「wrong」の使い方
“wrong”は「誤った」「事実でない」「正しくない」「不適切な」「逆の」「調子が悪い」などの意味で使われます。
形容詞として使われたり、名詞として「悪」「不正」「よこしま」「非行」「悪事」「間違い」などの意味で使われます。
基本的に、真実でないなど、道徳的な基準で考えて正しくないことに使われる言葉です。
「incorrect」とは?
“incorrect”の意味は以下の通りです。
1つ目は「間違った」「正しくない」という意味で、正解に対して違っていることを言います。
2つ目は「事実に反する」という意味で、真実ではないことを言います」 3つ目は「適当でない」という意味で、行動などが慣例上誤っている様子を言います。
上記に共通するのは「正解に対して正しくない」という意味です。
「incorrect」の使い方
“incorrect”は「間違った」「正しくない」「事実に反する」「適当でない」などの意味で使われます。
形容詞として使われ、副詞形は「incorrectly」になり、「間違って」「不適切に」などの意味があります。
基本的に、正解があるものごとに対して正しくない時に使われる言葉です。
「wrong」と「incorrect」の違い
“wrong”は「道徳的な基準で考えて正しくないこと」という意味です。
“incorrect”は「正解があるものごとに対して正しくないこと」という意味です。
「wrong」の例文
・『He made a wrong decision. 』(彼は間違った決断をした)
・『I have something wrong with my stomach. 』(何だか胃の調子が悪い)
・『Sorry, wrong number. 』(番号間違えました、すみません)
「incorrect」の例文
・『That address is incorrect. 』(その住所は間違ってますよ)
・『The forecast was incorrect. 』(予測が間違っていた)
・『This is the incorrect data. 』(これは間違ったデータだ)
まとめ
今回は“wrong”と“incorrect”について紹介しました。
“wrong”は「道徳的に間違っている」、“incorrect”は「正解に対して間違っている」と覚えておきましょう。