この記事では、“high”と“tall”の違いを分かりやすく説明していきます。
「high」ととは?
“high”は(ハイ)と発音します。
「気分がハイ」や、「ハイレベル」「ハイジャンプ」「ハイリスク、ハイリターン」など、外来語として「ハイ」は日常的に使われています。
英語の“high”は形容詞、副詞、名詞として使われる単語で、意味は「高い」になります。
位置、数値、身分などが高いと表現したい場合には「high」を使います。
また俗語として、お酒やドラッグで酔っていたり覚醒していたりする状態を表すときにも使います。
反対の意味を持つ単語は“low”になります。
「tall」とは?
“tall”は(トール)と発音します。
形容詞、副詞として使われる単語で、意味は「高い」になります。
背が高い、建物が高い、などを表現するときには、“tall”を使います。
“He is tall”なら「彼は背が高い」で、“This building is tall”なら、「このビルは高い」になります。
ちなみに“tall”で表す「高い」という基準は、地面からの高さや、下から上までになります。
反対の意味を表す英単語は“short”になります。
英語には“walk tall”という慣用句がありますが、これは「胸を張って堂々と歩く」「自信がある」との意味になります。
「high」と「tall」の違い
“high”と“tall”の違いを、分かりやすく解説します。
“high”と“tall”は日本語では「高い」と訳されますが、それぞれが表現する「高い」は意味が違います。
“high”は位置の高さに焦点を当てた時の、高さを表すときに使う言葉です。
しかし“tall”は地上からの高さ、に焦点を当てた時に使います。
日本人の中にはこの違いを理解せずに、「高い=high」と考えて、「あなたは背が高い」を「You are higt」などと表現してしまう人もいます。
しかしこれは「ドラッグでハイな状態」を意味しており、全く意味が違ってしまいます。
親しい仲なら笑って済ませられますが、いきなりドラッグでハイ状態だと言われたら、怒る人もいるはずです。
「背が高いね」と褒める意味で発した言葉で、相手を怒らせてしまうのは残念ですので、気をつけてください。
まとめ
“high”と“tall”の使い方を正しく理解していない人がいます。
日本語で「高い」と暗記しているだけで、実際に英語に触れていなければ使い方を覚えられないからです。
特に日本では“high”は「ハイ」として色々なシーンなでよく使われているために、英語で背が高い、建物が高いなどの「tall」を意味することでも、“high”で表現してしまう傾向があります。
このような簡単な間違えを避けるためにも、英語を覚えるときには単語だけではなく、例文を読んでしっかりと意味を理解することが大切になります。