この記事では、“stop”と“abandon”の違いを分かりやすく説明していきます。
「stop」とは?
“stop”の主な意味は4つあります。
1つめは、人や物が止まるです。
移動していたものが移動していない状態になることをいいます。
たとえば、バスには路線があり、その路線のとおりに運転されています。
バスの路線の途中にはバス停があり、バス停で乗る人や降りる人がいれば、その場所で動きをやめます。
このことを止まる、停止といいます。
こういった、動いていたものが止まることを意味しています。
仕事も動いていることということができるでしょう。
仕事の動きを一時的に止めることは、休憩といいます。
“stop”は休憩するという意味にもなります。
2つめは、交通、電気、流動体などが止まることです。
交通事故があると、その場所で車の動きが止まってしまうことがあります。
電車で大きな事故があると、電車の動きが完全に止まります。
こうったことが交通が止まるです。
血液は流動体です。
大きな傷ができるとだらだらと血液が流れてきます。
そのままでは血液がどんどんと出てきてしまうので、圧迫するなどして血液が出てこないようにします。
出てこないようになれば、血液が止まったということができます。
3つめの意味は、機械などが止まるです。
時計は機械の一種です。
故障をしたり、電池がなくなったりすると、針が動かなくなります。
つまり、止まったのです。
4つめは、活動や行為などを止めるです。
続いていたものが続かなくなることをいいます。
たとえば、ネクタイを結んでいた手が止まるなどです。
「stop」の使い方
止まるという意味で使用をします。
人が止まる、物が止まる、電気が止まる、機械が止まる、活動が止まるなどのことです。
「abandon」とは?
“abandon”には、3つの意味があります。
1つめは、人、物、場所などをやむをえず見捨てるです。
仕方がないので見ていてもそのままにする、仕方がないので関係を保つことをやめるという意味になります。
2つめは、主義、権利、政策などをやむをえず捨てるです。
選挙の投票できるのは権利です。
しかし、何かの事情でどうしても投票できないことがあります。
そのような場合、仕方がないので選挙権を捨てることになります。
3つめの意味は、断念する、あきらめるです。
希望や見込みがないと思ってやめることを意味しています。
「abandon」の使い方
やむをえずやめるという意味で使用をします。
仕方がなくという意味が含まれています。
「stop」と「abandon」の違い
やめるという意味が似ている言葉ですが、同じ意味なのではありません。
“abandon”には仕方がなくという意味が含まれていますが、“stop”にはその意味が含まれていません。
この点に違いがあります。
まとめ
やめるという意味が似ている2つの言葉ですが、仕方がないからやめるという意味が含まれているのか、含まれていないのかという点が違います。