この記事では、「soul」と「spirit」の違いを分かりやすく説明していきます。
「soul」とは?
“soul”の主な意味は3つあります。
1つめは、肉体に対しての魂、霊魂です。
人間は肉体だけの存在ではなく、魂としての存在であるという考えがあります。
この肉体が滅んでも魂は残るとされています。
その魂を指している言葉です。
2つめは人です。
やや古い言い方になります。
また、“the”をつけて具現化する人、化身という意味にもなります。
3つめは、通常“one’s”をつけて、心、精神です。
心を打ち明けるといったときの「心」や、情熱に満ちた心という意味の「心」を指しています。
人間の理性や感情のもとになる働きです。
また、アメリカでは、アメリカ黒人の心を指す場合もあります。
「soul」の使い方
数えられる名詞として使用する場合は、肉体に対しての魂を指す場合が多いです。
人という意味でも数えられる名詞として扱うのですが、やや古い言い方になります。
“one’s”をつけてると、心、精神という意味になります。
「spirit」とは?
“spirit”の主な意味は5つあります。
1つめは、肉体を支える精神です。
心、気力といった意味合いになります。
心身といったときの心を指しています。
2つめは、死んで肉体から離れた霊です。
人間は肉体だけの存在ではなく、魂を持っています。
生きているときには魂は肉体の中に存在していますが、死を迎えると肉体から離れていきます。
肉体から離れた死者の魂を霊といいます。
人間に対して悪さをしない霊のことも、悪霊や悪魔など悪さをする霊のことも指しています。
3つめは、日々の活動を支える生気です。
元気、機嫌ということもできます。
4つめは、人の行動を支える精神です。
1つめの意味にも精神とありますが、これは肉体を支えるものです。
4つめの意味の精神は行動を支えるものです。
やる気、情熱と言い換えることができます。
5つめは、理念などを支える真髄、エッセンスです。
これらは名詞の意味です。
動詞の意味もあり、動詞では人や動物をひそかに連れ出す・持ち出す、生気を与えるという意味になります。
「spirit」の使い方
精神、霊という意味で使われます。
肉体に対しての精神や霊です。
「soul」と「spirit」の違い
肉体に対しての魂、霊という意味がほぼ同じです。
“soul”は生きている人間が持っている魂と、死者の魂を指していますが、“spirit”は死者の魂を指している点が違います。
また、“spirit”は動詞で生気を与えるなどの意味がありますが、“soul”には動詞の意味はありません。
また、“spirit”には生気、やる気などの意味もあります。
まとめ
どちらの言葉にも魂、霊という意味がありますが、肉体に対しての魂を指しているのか、死者の魂を指しているのかという点に違いがあります。