この記事では、「advice」と「advise」の違いを分かりやすく説明していきます。
「advice」とは?
“advice”の主な意味は2つです。
一つは、忠告、助言です。
忠告とは、相手の間違っているところや欠点などを指摘することです。
相手を傷つけてやろうという気持ちから行うものではなく、真心を持って行われるものをいいます。
たとえば、危ない場所があって、そこにある人が行こうとしていたとします。
その人のことを心配した別の人が「その場所にはいかない方がいいよ」といいました。
これが忠告です。
助言とは、助けるなるように言葉をいうことです。
ある人はやせることができずに悩んでいました。
その人が専門家に相談をしたところ、専門家からは「こういったことをするといい」という言葉をもらえました。
この言葉は、この人にとって助けになるものです。
この言葉を助言といいます。
“advice”のもう一つの意味は通知です。
商業について使われる言葉で、~についての通知という意味にも、遠隔からの通知という意味にもなります。
通知とは、言葉や文書などで知らせることです。
通販で商品を購入して、商品が発送されたとき、「商品が発送されました」とメールがくることがあります。
これは商品発送の通知です。
「advice」の使い方
“advice”は名詞です。
もともとの意味は、相手の立場になって見ることです。
相手のことを思って、誤りや欠点を指摘したり、助けになる言葉を言ったりすることについて使用をします。
他の語と一緒に使って「~な助言」などの形にすることもできます。
「advise」とは?
“advise”の主な意味は3つあります。
1つめは、忠告する、助言するです。
相手の欠点などを真心を持って指摘することや、助けになる言葉を言うことを意味しています。
2つめは、勧めるです。
物ではなく事を勧めることを意味しています。
ある人は体調が悪かったとします。
そのことを気にした別の人が、もっと空気がよいところに住んだ方がいいと誘いかけました。
この場合は「別の土地に住むことを勧める」ということができます。
3つめは、知らせる、通知するです。
ある事柄にも申し込みをすると、それを受けつけましたという知らせが届くことがあります。
これは受諾の通知ということができます。
「advise」の使い方
“advise”は動詞です。
知らせる、忠告するなどの意味で使用をします。
「advice」と「advise」の違い
どちらの言葉にも、相手のことを思って指摘する、助けになる言葉を言うといった意味合いがあります。
2つの言葉の違いは品詞です。
“advice”は名詞です。
そのため、この言葉だけでは~するという意味にはなりません。
“advise”は動詞です。
この言葉だけで~するという意味になります。
まとめ
忠告、助言など同じような意味を持っていますが、2つの言葉は品詞に違いがあります。