この記事では、“solve”と“resolve”の違いを分かりやすく説明していきます。
「solve」とは?
“solve”には、2つの意味があります。
1つめは、問題やなぞを筋道をたどって答えを出すです。
このことは、解く、解明する、解答するということができます。
クロスワードパズルは、ヒントに示されている言葉をもとに、マスの空欄部分を埋めていく問題です。
クロスワードパズルには、はっきりとした答えが用意されています。
こういったものを解くことを“solve”といいます。
もう一つの意味は、ごたごたした問題をうまく処理するです。
このことは、解決する、処理するということができます。
Aという国とBという国が戦っていました。
これは、ごたごたした問題といえるでしょう。
A国とB国の間にC国が入って話し合いをし、A国とB国は折り合いをつけることができました。
こうして、2つの国の戦いは終わりました。
ごたごたした問題が解決したのです。
このように、困難や争いを解決すること、処理することを“solve”といいます。
「solve」の使い方
解く、解決する、解明するといった意味で使用をします。
解く、解明するという意味では、問題やなぞについて使用をし、解決するという意味では困難や争いについて使用をします。
動詞なので、“solve”の後に名詞がきます。
「resolve」とは?
“resolve”の主な意味は3つあります。
1つめは、ひとつにまとまっているものを、いくつかの要素や部分にするです。
このことは、分解、分割、分けるといいます。
水は水素と酸素で構成されています。
水に電気を通すと水素と酸素にわかれます。
このことは、水を水素と酸素に分解するといいます。
このように、ひとつになっているものをいくつかの要素や部分に分けることを“resolve”といいます。
2つめは、問題や困難などをほどいて別々にするように解決することです。
このことは解きほぐすといいます。
ある人に疑いがかかっていました。
そこで、この人は自分は何もしていないことを示すために、疑っている人に対して証拠をいくつも出しました。
これによって、疑いはなくなりました。
これは、問題を解きほぐしたということができます。
3つめは、小さな部分に分ける、変化させるです。
窓ガラスに向かって石を思いっきり投げつけると、窓ガラスは粉々になります。
これは、窓ガラスが小さな部分に分けられた、小さな破片に変化させられたということができます。
こういった、分ける、変化することをいいます。
「resolve」の使い方
もともとはゆるめるという意味の言葉で、問題を解きほぐす、一つに固まっていたものを分けるといった意味で使用をします。
動詞になります。
「solve」と「resolve」の違い
2つの言葉は、解くという意味が似ています。
“solve”は問題やなぞを解くことです。
クロスワードパズルを解く、解答するなどをいいます。
一方、“resolve”は問題や困難を解きほぐすことで、絡まっていたものを少しずつ解いていくようなことを意味しています。
クロスワードパズルを解くことではありません。
まとめ
解くという意味が似ている2つの言葉ですが、解答するという意味なのか、ほぐすように解決する意味なのかという点に違いがあります。