一般動詞の基礎とも言える『Do』と『Does』は日本語には存在しない英語ならではの動詞の変化が存在しています。
スペイン語、フランス語、ドイツ語など他のヨーロッパの言語にはこの様な変化は多いのですが、日本語話者の我々にとっては馴染みが無いため、躓く部分でもあります。
おそらくは中学英語での最初の難関がここではないでしょうか。
改めて一番の基礎の『Do』と『Does』をベースに一般動詞の変化についておさらいをしたいと思います。
この記事では“Do”と“Does”の違いを分かりやすく説明していきます。
「Do」とは?
そのまま『~をする』という一般動詞です。
この後に名詞を置く事で動詞の様な文章を作る事が出来ます。
例えば『I do Boxing. 』(私はボクシングをします。)などです。
一般動詞の基本は、一人称と二人称にのみ使う時は単数でも複数でも関係なく使います。
つまり、『I』や『You』です。
『You』は単数かと思われるかもしれませんが複数の場合にも使われます。
よく映画などで、『You all』や『You guys』などが出て来ると思いますが、これは全て『あなた達』という意味を指します。
また、三人称の複数の場合にも『Do』は使われます。
『They』や『These』『Those』です。
これらに対して使う一般動詞のことをよく『動詞の原型』と呼びます。
一般動詞から全く変化を付けないで使うことができるからです。
「Does」とは?
一方『Does』はどうでしょうか。
これは上記で説明した以外の主語に使う一般動詞の『変化』です。
いわゆる『三単現のS』と言われるものです。
『三単現』とは『三人称で単数であること』。
つまり『He』、『She』、『It』、『This』、『That』のどれかが主語になり、『現在形』であることにのみ発生する動詞の変化です。
例えば『He does boxing. 』で『彼はボクシングをする。』になります。
通常は動詞の後に『S』を付けるのですが、『Do』は『Does』と『-es』を付ける少し特殊な単語になっています。
殆どの単語は単に『S』を付けるだけですので安心して下さい。
「Do」と「Does」の違い
一般動詞は『三単現かどうか』で使い分けをしなければなりませんのでこれは基礎の基礎ですので慣れて頂くしかない部分です。
それでは過去形や未来形ではどうなのかという疑問が浮かぶかもしれませんがご安心下さい。
英語はしっかりと過去形の動詞の形を用意しています。
『Do』と『Does』は『Did』になります。
また、未来形では『Will』という助動詞を使い、その後に動詞の原型を置く事で酸断言かどうかに関係なく文章を組み立てます。
まとめ
如何でしたでしょうか。
英文法の基礎中の基礎ですが、文章が複雑に長くなるとミスを犯しやすい部分でもあります。
会話でもとっさに出てこなくなることもあるのが『三単現のS』の怖いところですので注意しましょう。