この記事では、“death”と“die”の違いを分かりやすく説明していきます。
「death」とは?
“death(デス)”とは、「死」を意味している英語の名詞です。
“death”というのは、「生の概念」に対置される「死の概念」を表している名詞なのです。
“death”の名詞は「死ぬ・死んだ・殺された」などの人間・動物を主語とする英文だけで使われるものではなく、「死」という一般的な概念・状態を表現している言葉なのです。
「die」とは?
“die(ダイ)”とは、「死ぬ」を意味している英語の動詞です。
動詞である「die」の過去形・過去分詞は“died”になります。
“die”には「人・動物が死ぬ」の意味だけではなく、「植物が枯れる・命あるものが滅びる、消える」の意味合いもあります。
“die”は、「人・動物・植物が生の状態から死の状態に移行すること」を意味しています。
つまり“die”とは「死ぬこと」ですが、「人・動物は一度死んだら生き返らない」ため、“die”は基本的に現在形よりも過去形で使われることが多くなっています。
“die”と同じ「死ぬ」の意味を持つ英語の婉曲表現として、“pass away”や“decease”があります。
「death」と「die」の違い
“death”と“die”の違いを、分かりやすく解説します。
“death”は「死そのもの・死の概念や観念」を意味している英語の名詞です。
“death”と比べて“die”は、「人や動物が死ぬこと・亡くなること・植物が枯れること」を意味している動詞になっているという基本的な違いがあります。
“death”は名詞なので変化しませんが、「die」は動詞として「died」の過去形のかたちで使われやすいという違いも挙げられます。
「die」は「人+died」で「その人が死んだこと」を伝えることができますが、“death”の場合は“his death(彼の死)”や“There was Thomas’s death in~(~年にトーマスが死んだ)”のようなかたちで伝えられる点も異なっています。
「death」の例文
・『Death equally will come to everyone. 』
(死はみんなに平等にやってきます。)
・『You don’t have to fear the fate of death. 』
(死の運命を恐れる必要はありません。)
「die」の例文
・『My cute dog died three years ago. 』
(私の可愛い愛犬は三年前に亡くなりました。)
・『The former president died of an incurable illness a while ago. 』
(前大統領が先ほど不治の病で亡くなりました。)
まとめ
“death”と“die”の違いを詳しく説明してきました。
“death”は「死を意味する名詞」、“die”は「死ぬ・亡くなるの動詞」である根本的な違いがあります。
「death」と「die」の違いをリサーチしたい時は、この記事を読んでみてください。