この記事では、“whole”と“entire”の違いを分かりやすく説明していきます。
「whole」とは?
“whole”の意味は数多くありますが、主なものは以下の通りです。
1つ目は「全体の」「全ての」という意味で、ものごとを総体的に捉えた表現です。
2つ目は「完全な」「全部そろった」という意味で、あるまとまりの全てのことを言います。
3つ目は「まるごとの」「ひとかたまりの」という意味で、文語調の表現です。
4つ目は「多数の」「とてもたくさんの」という意味で、ある区分における全てを表します。
5つ目は「大きな」「非常な」という意味で、度合いが大きい様子を言います。
上記に共通するのは「ひとまとまりにした全体」という意味です。
「whole」の使い方
“whole”は「全体の」「全ての」「完全な」「まるごとの」「多数の」「大きな」などの意味で使われます。
形容詞として使われたり、名詞として「全部」「全体」「完全なもの」「統一体」などの意味で使われます。
基本的に、全体をひとまとまりにしたものを一つとして表す時に使われる言葉です。
「entire」とは?
“entire”の意味は以下の通りです。
1つ目は「全体の」「全部の」という意味で、あるもの全てが揃っている様子を言います。
2つ目は「無傷の」「そのままの」という意味で、元からある状態と変わらない様子を言います。
3つ目は「完全な」「全くの」という意味で、欠けたとところがない様子を言います。
4つ目は「連続した」「一貫した」という意味で、最初から最後まで同じ様子を言います。
上記に共通するのは「欠けたところのない全て」という意味です。
「entire」の使い方
“entire”は「全体の」「全部の」「無傷の」「完全な」「連続した」などの意味で使われます。
形容詞として使われ、副詞形は「entirely」になり、「全く」「全然」「もっぱら」などの意味で使われます。
基本的に、欠けたところのない全てを表す時に使われる言葉です。
「whole」と「entire」の違い
“whole”は「全体をひとまとまりにしたものを一つとして表すこと」という意味です。
“entire”は「欠けたところのない全てを表すこと」という意味です。
「whole」の例文
・『I was busy a whole day. 』(一日中忙しかった)
・『She ate a whole cake. 』(彼女は丸ごとケーキを食べた
・『The whole mountain was covered with snow. 』(山全体が雪で覆われた)
「entire」の例文
・『He is known to the entire country. 』(彼は国中に知られています)
・『I spent the entire day at home. 』(私は一日中部屋で過ごした)
・『Please give my best to the entire family. 』(ご家族の皆さんによろしくお伝え下さい)
まとめ
今回は“whole”と“entire”について紹介しました。
“whole”は「全体をまとめたもの」、“entire”は「欠けたところのない全て」と覚えておきましょう。