この記事では、“variety”と“diversity”の違いを分かりやすく説明していきます。
「variety」とは?
“variety”の主な意味は4つあります。
1つめは、単調でない、変化に富むことです。
単調とは、変化が少ないことです。
たとえば、今日は仕事に行って、仕事が終われば家に帰って来る生活をし、明日も明後日もこれと同じことをやっていれば、変化が少ない毎日といえるでしょう。
こういったさまが単調です。
“variety”は単調で「ない」なので、変化が多いことを意味しています。
2つめは、いろいろです。
異なる物事がいくつもあるさまをいいます。
たとえば、ファミリーレストランに行くと、ハンバーグ、ラーメン、ケーキ、そば、パスタなど、複数の種類の料理が用意されています。
これらはまったく違ったものです。
このように、いくつも異なるものがあるさまが、いろいろです。
3つめは同類のもので異なった種類です。
たとえば、バラという同類のものの中にも、アールヌーヴォー、ニシキ、マーメイドなど、いくつもの種類があります。
このさまが、同類のもので異なった種類が指すものです。
4つめは、バラエティーショーです。
主に英国での使われ方になります。
「variety」の使い方
“variety”は名詞です。
一つではない、違ったものがいくつもあるといった意味で使用をします。
「diversity」とは?
“diversity”には、多様、相違という意味があります。
多様とは、種類が違ったものが複数あることです。
世界には196か国があるとされています。
それらの国々では、使われている言語が異なります。
たとえば、日本なら日本語、中国なら中国語、ブラジルではポルトガル語が主に使われています。
これらの言葉は同じではありません。
つまり、言語にはいろいろとあるのです。
違ったものが複数ある、つまり多様といえます。
今度は勉強方法のことで考えてみます。
英語の勉強方法には、英語の本を読む、英語を口に出す、単語を書きうつすなど、いくつかの方法があります。
これらは、どれもやっていることは同じではありません。
これも多様ということができます。
「diversity」の使い方
“diversity”は名詞です。
種類が違うものがいろいろとあるさまを指して使用します。
「variety」と「diversity」の違い
2つの言葉は、いろいろという意味が同じです。
種類が違うものがいくつあるさまを指しています。
“variety”には、単調でない、変化に富むという意味もありますが、“diversity”にはこの意味はありません。
まとめ
2つの言葉は、種類がいろいろあるさまという意味を持っています。
この点は同じなのですが、“variety”には変化に富むという意味もあり、“diversity”にはこの意味がない点が、2つの言葉の違いです。