この記事では、「強化」と「増幅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「強化」とは?
「強化」とは、強くすること、さらに強くすることを意味します。
例えば、「体力強化」や「協力強化」「警備強化」などの場合、体力、協力、警備、を強くすることを意味します。
そのほか、「強化ガラス」や「強化合宿」「強化モード」などといった言葉があります。
また、類義語には「増強」や「補強」「強める」「激化」「深める」などがあり、対義語は次第に弱くなること、弱くすることを意味する「弱化」になります。
「増幅」とは?
「増幅」とは、振幅を大きくすることを意味します。
特に電気信号の振幅、エネルギーを増大させ出力することを意味します。
また、物事の程度や範囲を大きくする意味もあり、人の気持ちや状況を表す意味もあります。
この場合、具体的な数値で表すことはできず、大きく膨れ上がることを意味することになります。
「電圧の増幅」や「恐怖を増幅させる」などといった形で使用します。
類義語には、「高まる」や「大きくなる」「膨らむ」「膨張」などがあります。
「強化」と「増幅」の違い
「強化」と「増幅」の違いを、分かりやすく解説します。
「強化」とは強くすることを意味し、「増幅」とは振幅を大きくすること、物事の程度や範囲を大きくすることを意味します。
例えば、同じ音声機器で比較した場合、「強化」は、その音声機器の装備をよくすること、強くすることを意味します。
一方、「増幅」は、音声機器の音量を大きくすることを意味します。
「強化」と「増幅」には、このような違いがあります。
「強化」の例文
・『大会に向けて強化合宿に参加することになった』
・『世界情勢に鑑みて防衛対策を強化する必要があるのではないかと考える』
「増幅」の例文
・『子どもが悲しむ様子を見て、私の悲しみも増幅する』
・『必要に応じてエネルギーを増幅させる機械を持ち込む』
まとめ
以上のように、「強化」と「増幅」は異なる意味を持つ言葉になります。
