この記事では、「恩人」【おんじん】と「恩師」【おんし】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「恩人」とは?意味
世話してくれた人という意味がある「恩人」【おんじん】は、主に自分の方が恩を受けた相手を指す言葉です。
まるでわが子のように情けをかけて、何かと世話してくれた者に対して使われています。
例えば、まったく知らない人であるのに、道路で倒れていた自分を献身的に介護してくれたことで命が助かったというとき、「命の恩人」といって感謝の気持ちを持って相手を敬うのです。
「恩師」とは?意味
先導してくれた人のことを「恩師」【おんし】といいます。
学問を分かりやすく教えてくれた教師や塾の講師であったり、常に一緒に付き添って運動の仕方について熱心に教えてくれた指導者など、自分に関わって世話してくれた目上の人という意味があるわけです。
この人がいてくれたおかげでいい記録を出せたり、いい大学に行けたことに感謝する意味でも「恩師」といって敬う気持ちを持ちます。
「恩人」と「恩師」の違い
「恩人」と「恩師」の違いを、分かりやすく解説します。
困っているとき、快く力を貸してくれた人を「恩人」といいます。
命を助けてくれたり、苦しい状況から脱け出せるよう手ほどきしてくれた人など人生を変えてくれた者をとくに「恩人」というのです。
もう一方の「恩師」は、無知な自分に知識を与えてくれた人という意味があります。
その後の人生に役立つ教えを分かりやすく伝えてくれた目上の人をいつまでも忘れないようにして、「恩師」から教わったものを活かしつつ努力して前向きに生きるのです。
「恩人」の例文
・『前向きに生きてこれたのは、心の恩人がいてくれたからだ』
・『心から頼れる人生の恩人がいれば、この先の未来は開ける』
「恩師」
・『恩師の誕生日に高麗人参を贈ると、大変喜んでもらえた』
・『中学校の恩師の言葉を忘れず、前向きに頑張ってきた』
まとめ
どちらも世話した人のことを指す言葉を2つご紹介しました。
少し意味に違いがありますので、自分なりに使い方に工夫して、相手によって使い分けてみましょう。