何も加工していない布のことを「生地」と言いますか、それとも「服地」と言いますか。
この記事では、「生地」と「服地」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生地」とは?
手を加えていないもとのまま、生まれつきの性質という意味です。
化粧していない肌や素肌、染色など加工していない布地や縫製の材料としての布地、陶磁器でまだ釉をかけていないものや素焼きしていないもの、小麦粉などのデンプンを材料とし水分を加えて練ったものやパンや麺などの整形、加熱調理する前の状態という意味もあります。
「服地」とは?
洋服にする布地のことです。
布地とは衣服のための布、織物、切れ地という意味です。
「生地」と「服地」の違い
「生地」と「服地」の違いを、分かりやすく解説します。
「生地」と「服地」は両方とも洋服になる前の布地という意味が含まれていますが、「生地」の方が多くの意味を含んでいます。
「生地」は多くのものを対象にした素材を意味し、衣料品だけではなく素肌、陶磁器、小麦粉を練ったものまで表します。
「服地」は洋服にするときのみに対して使われる布地に限定されていて、同じように裁縫に関することだとしてもバッグなどにしたり革やビニール製の材料だったりしたときは「服地」とは言えません。
「生地」の例文
「生地」の例文を紹介していきます。
『次に生地を麺棒で伸ばして均等の厚みにします』
生地を麺棒で伸ばすということはお菓子作りなど小麦粉などを使った生地という意味になります。
「服地」は洋服にすることが目的のときに使い、服を作る工程の文ではため言い換えられません。
「服地」の例文
「服地」の例文を紹介していきます。
『彼女はワンピースを作るため服地を選びに行きました』
ワンピースとは女性の洋服であり気に入ったものにするためには「服地」選びが大切になります。
「生地」は洋服の材料のときにも使えるため言い換えられます。
まとめ
「生地」と「服地」は両方とも洋服にするための布地ではありますが、「生地」の方が多くの意味を持っています。
「生地」も「服地」もそこからどのような作品ができるかは自分次第になり失敗も多く面倒な作業ではあるけれど、心がはずみストレス解消になることもあります。
最初から出来上がったものを買ってくるだけではなく時々挑戦してみましょう。