この記事では、「いざというとき」と「万が一の際」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「いざというとき」とは?
緊急を要する問題が起きたとき冷静さを保ち、自分がやれる範囲で行動するという意味で使われているのが「いざというとき」です。
例えば、大雨で家の中に雨水が入ってきそうになればどう対処するといいかを考えて動きます。
その場でできる対策方法を具体的に考えて、もう後がないと思う段階で活用するのが大事といった場面で適切な行動するのです。
「万が一の際」とは?
日常生活において、そう簡単には起こらない問題が勃発したときに「万が一の際」【まんがいちのさい】といいます。
例えば、大型船に乗っていたとき、前から来た大型客船にぶつかりそうになればどのように舵を動かし、乗客を安全な場所に移動させるかを考えるのです。
このようなところから、職場で停電が起きたときどう対処すればいいか瞬時に考えて行動に移します。
「いざというとき」と「万が一の際」の違い
ここでは「いざというとき」と「万が一の際」の違いを、分かりやすく解説します。
行動しなければ悪い結果になるという最終的な段階において、自分にできることで重大な場面を乗り越える際に使うのが「いざというとき」です。
もう一方の「万が一の際」は非常に過酷な問題が起きたとき、どのように対処すればいいか具体的に考えるという意味で使う言葉です。
それほど大きな災害が起きたり、事件が起きてしまったときの問題解決を考えて行動するのが大事といえます。
「いざというとき」の例文
・『いざというときは、SNSで必要な物を配信して拡散してもらう』
・『いざというときに限って非常階段のドアが開かなかった』
「万が一の際」の例文
・『万が一の際は1番高い屋上に逃げて、救助を静かに待つ』
・『暴れる人に遭遇した万が一の際は、店員に指示を仰ぐ』
まとめ
かなり切羽詰っている状況に追い込まれた場面で使われている言葉を取り上げました。
このようなところから、どう使えばいいか学び、使ってみるといいでしょう。