この記事では、「忌憚のない意見」と「率直なご意見」の違いを分かりやすく説明していきます。
「忌憚のない意見」とは?
「忌憚のない意見」は「きたんのないいけん」と読みます。
意味は「こんなこと言ったら問題が起きる、嫌われるなどと思って遠慮しない、自分の主張や考えのこと」です。
人にどう思われるか気にすることなく、自分の持つ意見を述べることを表します。
「忌憚のない意見」の言葉の使い方
「忌憚のない意見」は、ビジネス用語として会議の際に使われることが多くなります。
「忌憚」の「忌」は「い(む)」とも読み「いやなこととして避ける」「恐れはばかる」という意味、「憚」は「はばか(る)」とも読み「恐れはばかる」「遠慮して避ける」という意味、「忌憚」で「嫌なこととして恐れ差し控えること」になり、「忌憚のない意見」で、「問題になるのではと思い遠慮して避けることのない考えや主張」という意味で使われます。
「率直なご意見」とは?
「率直なご意見」は「そっちょくなごいけん」と読みます。
意味は「ありのままで隠すことのない、自分の考えや主張のこと」です。
遠慮せず、飾らず、自分がそう思うことを正直に述べることを表します。
「率直なご意見」の言葉の使い方
「率直なご意見」は、ビジネス用語として会議の際に使われることが多くなります。
「率」は「ひき(いる)」とも読み「全体をまとめてみちびく」「したがう」「あるがまま」という意味、「直」は「なお(す)」とも読み「まっすぐ」「心が正しい」「すなお」という意味、「率直」で「あるがままですなお」になります。
「ご意見」の「ご」は尊敬語・美化語の接頭辞、「率直な意見」で、「飾らず、あるがままで素直な考えや主張」になります。
「忌憚のない意見」と「率直なご意見」の違い
「忌憚のない意見」は「問題になるのではと思い遠慮して避けることのない考えや主張」です。
「率直なご意見」は「飾らず、あるがままで素直な考えや主張」です。
まとめ
今回は「忌憚のない意見」と「率直なご意見」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
