「眠る」という表現を英語にするときは、多くの場合“sleep”を使います。
それでは“asleep”という単語はどういう場合に使うでしょうか。
また、“sleeping”という形になると、意味はどう変わるのでしょうか。
この記事では、“asleep”と“sleeping”の違いを分かりやすく説明していきます。
「asleep」とは?
“asleep”は形容詞で、「眠って(いる)」という状態を表します。
ポイントは形容詞であることと、状態を表していることです。
よく使われるイディオム表現もあるので見ていきましょう。
「asleep」の使い方
A. She fell asleep during the class. (彼女は授業中眠っていた)
B. The baby is fast asleep. (赤ちゃんはぐっすり眠っている)
C. Are you asleep?(眠っているの?)
AとBはイディオム表現で、“fall asleep”は「寝入る」、“fast asleep”は「熟睡して(いる)」という意味です。
どちらも“asleep”は寝ている状態を表していいます。
また、Cは相手が寝ている状態かどうか聞いている疑問文です。
今現在の状態を聞いているだけなので、後述する“sleeping”とは意味合いが変わります。
「sleeping」とは?
動詞“sleep”に「ing」がついた形です。
そのため進行形、あるいは現在分詞の使い方と同様になります。
訳としては「眠っている」となりますが、動詞として使われることに注目し、使い方を確認していきましょう。
「sleeping」の使い方
A. He is sleeping. (彼は眠っている)
B. I hold a sleeping baby. (私は眠っている赤ちゃんを抱いている)
C. She stopped sleeping. (彼女は眠るのをやめた)
Aは現在進行形の構文を取り、「過去から今まで眠っている状態が続いている」という意味合いになります。
過去の話であれば「was sleeping(眠っていた)」です。
Bは現在分詞として、「a baby」を修飾しています。
Cは「stop+動詞のing形」で「?するのをやめる」という表現です。
“asleep”は形容詞なので、“stop asleeping”とは言えません。
「asleep」と「sleeping」の違い
どちらも「眠っている」と訳すことはできますが、“asleep”はその時の状態を表し、“sleeping”は過去から今まで眠っている状態が続いていることを表します。
また、“asleep”は形容詞、“sleeping”は動詞の変化形ということで、文中での働き方も変わります。
まとめ
今回は「眠っている」という意味を表す“asleep”と“sleeping”について違いを見てきました。
訳は同じでも意味合いは変わります。
基本のポイントをしっかり押さえ、使い分けていきましょう。