この記事では、「養殖」と「天然」の違いを分かりやすく説明していきます。
「養殖」の英語
英語で「養殖」は“culture”や“raising”と表現をします。
養殖とは、人工的に育てたり、増やしたりすることです。
魚介類や海藻類などについていいます。
牛・鶏・豚などの動物の場合は飼育になります。
たとえば、うなぎが「養殖」されています。
うなぎは自然界にいるものは数が少なくなっているといわれています。
また、自然のものを人間がコントロールすることが難しいため、安定的に供給できません。
サンマがそのよい例です。
多く獲れる年とそうでない年とがあります。
人工的に育てると安定して供給することができます。
また、与える飼料によっては栄養価が高くなります。
そして、うなぎは自然界から獲ったものに比べると「養殖」の方が価格が抑えられています。
“culture”は植物などの栽培、菌や細胞の培養という意味があります。
日本語の「養殖」は、魚介類や海藻などを人工的に育てたり増やしたりすることで、海藻以外の植物や菌などについてはいいません。
そのため、日本語の「養殖」と“culture”は、ややニュアンスが異なります。
“raising”は“raise”の現在分詞です。
“raise”にはいくつかの意味がありますが、その中に生物を育てるという意味があります。
作物、家畜、人間の子どもなどを育てることを指しています。
「養殖」の英語の使い方
“culture”や“raising”と表現をします。
魚・貝・海藻などを人工的に育てたり、増やしたりすることを指して使用します。
牛・鶏・豚などの家畜や花や野菜などには使用しません。
「天然」の英語
英語で「天然」は“natural”と表現をします。
「天然」とは、人の手が加わっていないこと、自然のままであることです。
うなぎには「天然」のものがあります。
これは自然界を泳ぎ回っているうなぎを捕まえて販売しているものです。
人間の手を加えていません。
“natural”には、物が自然のままのという意味があります。
「自然」とは、山・川・草など、人間が手を加えていないものをいいます。
人間が作ったものでない、人間が手を加えたものでないものが“natural”が意味するもので「天然」です。
「天然」の英語の使い方
“natural”と表現をします。
人間が手を加えていないものを指して使用します。
「天然のダイヤモンド」「天然のサケ」など、自然からとったものを指して使う言葉です。
「養殖」と「天然」の英語の違い
どちらの言葉も魚介類や海藻などについて使われることが多いです。
しかし、同じことではありません。
「養殖」は人が手を加えたものです。
一方「天然」は人が手を加えていないものです。
まったく違うものを指しています。
まとめ
人が手を加えたものなのか、自然からとったものなのか、という点に違いがあります。