男性を表す英語はいくつかありますが、その中でも“guy”“man”は日本語の中でもなじみがある単語です。
例えば「彼はナイスガイだ」と言うこともありますし、公衆トイレ等で「men/women(それぞれ複数形)」という表示も見かけます。
それではこの2単語は、どう使い分けたら良いのでしょうか。
この記事では、“guy”と“man”の違いを分かりやすく説明していきます。
「guy」とは?
「男の人」を表す名詞ですが、「やつ」というニュアンスを含んだ、かなり口語的な表現です。
フォーマルな場面で使われることはまずありません。
また、男女問わず「人たち、連中」という意味でも使うこともできます。
「guy」の使い方
A. He is a good guy. (彼はいい男だ)
B. Hey, guys! (ねぇ、きみたち!)
1人の男性に対して使う場合は、Aのように「形容詞+guy」の形をとり、「〜な男」という意味になることが多いです。
一方、Bの文は男女問わず複数人がいる場面で使われる言い方です。
口語での気軽な呼びかけとしてよく聞く表現なので、このまま覚えても良いでしょう。
アメリカで多く見られる表現で、イギリスでは少ないです。
「man」とは?
「男性」という意味の名詞で、特に“boy”と区別して成人した男性を指すことが多いです。
複数形は「men」、対義語は「woman(女性)」になります。
書き言葉でも話し言葉でも使える言葉です。
また、男女問わず一般の「人、人間」を指すこともあります。
広く使える単語なので、文脈をきちんと理解することが必要です。
「man」の使い方
A. I met an old man. (私は高齢の男性に会った)
B. All men must die. (人間は必ず死ぬ)
使い方は一般的な名詞と同じなので、Aのように目的語になったり、Bのように主語になったりします。
ただ、Aの場合は「男性」を指しているのに対し、Bの場合は一般に当てはまる内容なので「人間」を指しているので注意しましょう。
「guy」と「man」の違い
「男の人」を表す名詞という点は同じですが、カジュアルな口語表現が“guy”、フォーマルな場面でも使うことのできる一般的な語が“man”です。
また、どちらの単語も、男女の区別なく話をする際にも使うことができます。
まとめ
今回は“guy”と“man”について解説しました。
友人同士の気軽なおしゃべりであれば“guy”の方が自然な場面もありますが、目上の人に対して、あるいはフォーマルな場面では“man”を使うのが適切です。
より丁寧に言う際は“gentleman”“sir”等の単語もありますので、時と場合によって使い分けましょう。
複数形で使われる場合は男女の区別なく使われることもあり、“guys”は「人たち」、“men”は「人間」という意味になります。
合わせて覚えておきましょう。