この記事では、「玉石混交」と「玉石同架」の違いを分かりやすく説明していきます。
「玉石混交(ぎょくせきこんこう)」とは?
「玉石混交」は「優れたものと劣ったものが区別なく入り混じっていることの例え」を意味する言葉です。
宝石とただの石ころが混ざり合っている意味から生まれた表現であり、「玉石混淆(ぎょくせきこんこう)」とも表記されます。
「玉石」は「宝玉と石」のことであり、「良いものと悪いもの」や「賢者と愚者」といった例えに用いられます。
一方、「混交/混淆」は「色々なものが入り混じること」を意味する言葉です。
「玉石混交」の使い方
「玉石混交」は四字熟語として使われています。
「玉石同架(ぎょくせきどうか)」とは?
「玉石同架」も先述した「玉石混交」と同じく「価値のあるものとないものとが入り混じっていることの例え」を意味する言葉です。
こちらは良いものと悪いものを同じ台に乗せる意味から生まれた表現になります。
「玉石同架」の使い方
「玉石同架」は四字熟語として使われています。
「玉石混交」と「玉石同架」の違い
「玉石混交」と「玉石同架」はどちらも「優れたものと劣ったものが区別なく入り混じっていることの例え」を意味する四字熟語です。
「玉石混交」の例文
・『この福袋には何十万もする商品が入ってもいるし、数千円ぐらいの商品も入っていて玉石混交といった具合だ』
・『テーブルの上には玉石混交のように高い酒と安い酒が一緒くたに並べられてあった』
「玉石同架」の例文
・『この家にはあちらこちらに高級品とゴミが入り混じって散らかっており玉石同架のような状態となっていた』
・『中古ショップにはそこまで価値が高くないものと掘り出し物が玉石同架といった具合に置いてあった』
まとめ
「玉石混交」と「玉石同架」はどちらも「優れたものと劣ったものが区別なく入り混じっていることの例え」を意味する四字熟語ということでした。