「失格」と「欠格」の違いとは?分かりやすく解釈

「失格」と「欠格」の違いとは?違い

「失格」「欠格」はどちらも資格に関係する言葉です。

2つの言葉はそれぞれ何を意味しどのような違いで使い分ければ良いのでしょうか。

今回は、「失格」「欠格」の違いを解説します。

「失格」とは?

「失格」とは、「資格を何らかの理由によって失うこと」を指す言葉です。


「失格」の使い方

認められていた資格が何らかの理由により途中で効力を喪失することを指します。

ある行為を実行するのに必要な立場や地位のことを「資格」といいます。

資格を認められた者は特定の行動ができたり場所に入れたりなど他の人ができない行為を実行可能です。

一度は認められた資格の効力が何らかの理由により後から失われてしまうことを表す言葉が「失格」です。

一般的にはスポーツ競技の競技資格や試験の受験資格など特定の行為に参加する資格が主催者の判断により失われることを表します。


「欠格」とは?

「欠格」とは、「資格を欠いていること」を意味する言葉です。

「欠格」の使い方

特定の行為を実行する資格がないことを意味します。

一般的には特定の行為に対して要求される資格を欠くことを指し、必要な資格を備えていない場合に用いられる表現です。

「欠格」の事項に当てはまる人はその行為に参加できません。

「失格」と「欠格」の違い

一度は認められた資格が途中で効力を失うのが「失格」、必要な資格を有していないのが「欠格」という違いで区別されます。

どちらも資格がないことを意味する言葉ですが認められた資格がなくなるのが「失格」、最初の段階で資格がなく当てはまらないのが「欠格」です。

「失格」の例文

・『ルール違反で失格になる』
・『協議の結果失格になってしまった』

「欠格」の例文

・『視力が低いのでパイロットとしては欠格だ』
・『外国籍であることは公務員になるにあたっての欠格事由に該当する』

まとめ

資格がないことを表す「失格」「欠格」ですが具体的な意味は全く異なります。

それぞれの言葉の定義を正しく理解して使い分けてください。

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