この記事では、「ナミアゲハ」と「キアゲハ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ナミアゲハ」とは?
「ナミアゲハ(並揚羽)」とは、チョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ属に分類されているチョウの一種を表しています。
「ナミアゲハ」の成虫の前翅長は4㎝〜6㎝程度あります。
夏の成虫のほうが、春の成虫より大きいです。
翅は黒地に薄い黄色の斑紋や線が多くあります。
尾状突起の内面に、オレンジ色の丸い斑点があります。
この斑点には眼状紋の役割があり、鳥などから頭を守っていると考えられています。
成虫は4月〜10月頃に活動し、冬は蛹で越冬します。
「キアゲハ」とは?
「キアゲハ(黄揚羽・黄鳳蝶)」とは、チョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ属に属しているチョウの一種を意味しています。
「キアゲハ」の成虫の前翅長は4㎝〜6㎝くらいです。
「キアゲハ」はセリ科の植物を食草としています。
成虫が見られるのは3月〜10月頃で、冬は蛹で冬を越します。
「ナミアゲハ」と「キアゲハ」の違い
「ナミアゲハ」と「キアゲハ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ナミアゲハ」は前翅の付け根が縞模様になっていますが、「キアゲハ」は黒ずんでいます。
また、「ナミアゲハ」は黄色みが薄く、全体的に黒い部分が多いのに対し、「キアゲハ」は黄色みが強い特徴があります。
「ナミアゲハ」と「キアゲハ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「ナミアゲハ」の別称には、「アゲハ」、「アゲハチョウ」などがあります。
また、「ナミアゲハ」の英語表記は「Asian Swallowtail」、「Chinese Yellow Swallowtail」などになります。
「キアゲハ」は英語で「Old World Swallowtail」などと表記します。
今回は「ナミアゲハ」と「キアゲハ」の意味や違いなどについて述べてきました。
「ナミアゲハ」と「キアゲハ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。