「意欲」と「士気」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「意欲」と「士気」の違いとは?違い

この記事では、「意欲」「士気」の違いを分かりやすく説明していきます。

「意欲」とは?

「意欲」とは、「ある行動を起こしたいと思う気持ち」あるいは「積極的に取り組もうとする意志」などを示す言葉です。

「自分からすすんで動こうとする心意気」または「自発的にある行為をやりたいという思い」などを表しており、「願望」あるいは「志願」などという語句と同じようなニュアンスで使用されています。


「士気」とは?

「士気」とは、「複数人である行動を取る際のみんながもつ意気込み」もしくは「組織やチームメンバーたち全員のやる気」などという意味合いで使われている語句です。

「戦いや争いごとなどに対する兵士の強い気持ち」または「スポーツ選手たちが抱く勝利に対する熱い思い」などというニュアンスで用いられており、「戦意」ないし「モチベーション」などという語と同じようなニュアンスで用いられています。


「意欲」と「士気」の違い

「意欲」「士気」は、いずれの言葉も「あることに対する積極的な思いや気持ち」などを示す言葉です。

「意欲」は個人のやる気や思いを表し、一方「士気」は参加メンバーや集まりなどの複数人の前向きな気持ちや団結力などを示す言葉として使われていますので、実際には少々異なるニュアンスで用いられている文言になります。

「意欲」の例文

・『両者がほぼ同様の能力をもっているなら、より意欲に満ちている方を選びましょう』
・『どんなことがあっても生きる意欲だけは失う訳にはいきません』

「士気」の例文

・『チームメンバーの士気を最高潮に高めて決勝戦に臨みましょう』
・『組織の士気をあげるには絶え間ない努力とひとつになる気持ちが大切です』

まとめ

「意欲」「士気」は、どちらの言葉も人の気持ちややる気などを表す際に使われている文言です。

使用する際にはそれぞれの微妙なニュアンスの違いに気をつけながらうまく使い分けるようにしましょう。

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