この記事では、「事務長」と「事務次長」の違いを分かりやすく説明していきます。
「事務長」とは?
「事務長」とは企業で事務にあたる業務を取り扱う部門のトップにあたる役職です。
人事やお金に関わる処理、会社が利用できる補助金や従業員の保険などの申請、社員の入退職や年金の手続きなど、事務には様々な仕事がありますが、それらを統括し担当する従業員のトップが事務長になります。
事務関係の最高責任者であり、人事なら人事だけ労務なら労務だけと一分野だけ担当すればいいというものではなく、事務処理のすべての知識を持ち責任を負う必要があります。
「事務次長」とは?
「事務次長」とは事務長を補佐する役割をもつ役職です。
次長はトップに次ぐポジションを指す言葉であり、事務次長は事務長に次ぐポジションを指します。
事務長は様々な事務処理を担う部門を統括しなければならないので、企業の規模にもよりますが実際の処理を一般事務員に任せても、キャパシティオーバーになることも珍しくありません。
なので事務長に次ぐ権限を持ち、代わりに処理できるものは請け負うことで事務長を補佐するための役職が事務次長です。
「事務長」と「事務次長」の違い
「事務長」と「事務次長」の違いを、分かりやすく解説します。
事務を扱う部門を統括している最高責任者が「事務長」で、それを補佐する役割を持つポジションが「事務次長」です。
「事務長」は事務における最高責任者として必ずいるものですが、「事務次長」は事務長がいても企業によっていることもあればいないこともあります。
事務のトップはあくまでも「事務長」で、それを補佐し負担を軽減させるのが「事務次長」の役目です。
まとめ
事務のトップに位置する役職が「事務長」で、文字通りその次に偉いのが「事務次長」と考えればどちらが偉いか簡単に判断できるでしょう。
事務処理の全てを担う事務部門の最高責任者である「事務長」は、企業の規模が大きくなるに連れて負担も非常に大きくなるので、それを補佐するために「事務次長」が必要になります。
