「ダイナミズム」と「ダイナミクス」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ダイナミズム」と「ダイナミクス」の違いとは?違い

この記事では、「ダイナミズム」「ダイナミクス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ダイナミズム」とは?

ダイナミズムとは、力強さや迫力、内に秘めたエネルギーといった意味を持つ言葉です。

英語のdynamismをそのまま日本語読みした言葉になります。

また、ダイナミズムは芸術の分野でも使われており、人間や機械などの力強い動きを絵画や彫刻などで表現しようとした主義を指す場合もあります。

20世紀の初頭にイタリアで始まった未来派という芸術運動で主張されたものです。

それから政治の分野でダイナミズムを使うこともあり、その場合には社会の変遷や劇的な変化を指しています。


「ダイナミクス」とは?

ダイナミクスとは、力学や動力学のことをいいます。

英語のdynamicsをそのまま日本語読みした言葉になります。

力学は物体の間に作用する力と運動の関係を研究する学問で、動力学は力学のうち物体の運動と力の関係を研究する学問です。

また、ダイナミクスは音楽の分野で、音の強弱を表す場合もあります。

それからビジネス用語としても使われていて、ある集団に属している人たちの力関係を表しています。


「ダイナミズム」と「ダイナミクス」の違い

ダイナミズムは力強さや迫力を表す言葉で、ダイナミクスは力学や動力学を表す言葉です。

日常会話で使われることが多いのはダイナミズムで、ダイナミクスが使われるのは学問の分野に限られます。

「ダイナミズム」の例文

・『今日のサッカーの試合は、ダイナミズムに溢れたプレーが多かった』
・『彼の作品からはダイナミズムが感じられる』

「ダイナミクス」の例文

・『彼はダイナミクスの研究を行っている』

まとめ

ダイナミズムは力強さや迫力、内に秘めたエネルギーなどを表す言葉です。

それに対してダイナミクスは、力学や動力学を表す言葉になります。

ダイナミズムは芸術の分野で使われることが多く、ダイナミクスは主に学問の分野で使われています。

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