この記事では、「目の当たりにする」と「目撃する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「目の当たりにする」とは?
「目の当たり」は「めのあたり」ではなく「まのあたり」と読みます。
意味は、目のすぐ前で見ることです。
ある事態を目の前にしているさまが「目の当たりにする」ということになります。
例えば、「夫の浮気現場を目の当たりにする」の場合、夫の浮気現場を目の前で見たことを意味します。
このように実際に目の前で起きたことを見たといった意味のほか、「現実を目の当たりにする」といった表現方法もあります。
この場合、厳しい現実に直面したといった意味になります。
「目撃する」とは?
「目撃する」とは、現場に居合わせ実際に見ることを意味します。
事件や事故などが発生した現場を実際に自分の目で見たことを意味します。
例えば、「万引きの瞬間を目撃する」の場合、犯人が万引きしているところを自分の目で見たことを意味します。
「目の当たりにする」と「目撃する」の違い
「目の当たりにする」と「目撃する」の違いを、分かりやすく解説します。
「目の当たりにする」と「目撃する」はどちらも、実際にその現場に居合わせ自分の目で見ることを意味する言葉です。
その点では同じ意味を持つ言葉と言える2つの言葉になります。
ただし、「目撃する」の場合は、その意味のみとなりますが、「目の当たりにする」の場合は異なります。
「目の当たりにする」の場合は、厳しい現実に直面したといった意味で用いられることもあります。
この点に違いがあります。
「目の当たりにする」の例文
・『交通事故現場を目の当たりにする』
・『田舎から都会に出て都会の厳しさを目の当たりにする』
「目撃する」の例文
・『犯人の犯行現場度目撃する』
・『通学中に大きな交通事故現場を目撃する』
まとめ
以上のように、「目の当たりにする」には「目撃する」と同じ意味に加え、厳しい現実に直面したといった意味があるといった違いがあります。