「頭越し」と「頭ごなし」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「頭越し」と「頭ごなし」の違いとは?違い

この記事では、「頭越し」「頭ごなし」の違いを分かりやすく説明していきます。

「頭越し」とは?

「頭越し」「頭」は人間の「頭」を指しています。

その人間の頭の上を越して何かをすることが「頭越し」です。

例えば、「頭越しで本を渡す」といった状況は、人の頭上を越して本を渡す動作を意味します。

また、間に立つ人をさしおいて直接働きかけることといった意味もあります。

例えば、「頭越しに話を進める」の場合、間に立つ人を通さずに話を進める行為を意味します。

言い換えれば、「無視」「スルー」「除外」などになります。


「頭ごなし」とは?

「頭ごなし」とは、相手の言い分を聞くことなく初めから決めつけることを意味します。

例えば、「頭ごなしに否定する」の場合、相手の言い分も聞こうともせず決めつけ否定することを意味します。

言い換えれば、「高圧的な態度」「高飛車」などになります。


「頭越し」と「頭ごなし」の違い

「頭越し」「頭ごなし」の違いを、分かりやすく解説します。

「頭越し」「頭ごなし」は同じ「頭」という部位を用いた言葉です。

ただし、それぞれの言葉が持つ意味には違いがあり、「頭越し」は人間の頭の上を越して何かをすること。

間に立つ人を通すことなく直接働きかけることといった意味があります。

一方、「頭ごなし」は、相手の言い分を聞くことなく初めから決めつけることを意味します。

例えば、「頭越しに言う」の場合は、間に立つ人をさしおいて直接言うことを意味し、「頭ごなしに言う」の場合は、言い分を聞かずに初めからそうだと決めつけ言うことを意味するものになります。

「頭越し」の例文

・『部長が不在のため頭越しに意見を述べた結果、部長が不機嫌になってしまった』
・『よく母に頭越しにものを渡すことは失礼なので止めるようにと言われました』

「頭ごなし」の例文

・『例え子どもでも頭ごなしに決めつけてはいけません』
・『頭ごなしに否定されてしまうと何も言うことができなくなってしまう』

まとめ

同じ「頭」を用いた言葉でも異なった意味を持つ2つの言葉になります。

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