この記事では、「論文」と「小論文」の違いを分かりやすく説明していきます。
「論文」とは?
「論文」は、学問として公表する文章で科学的な見解のもと構成されます。
つまり、なぜ、このような結果になるかという部分を論理的に説明して多くの科学者の人を納得させ、他の科学者たちにも同じように実験をして貰い、同じ結果になるということまでを「論文」とします。
よって、自分だけがなぜかは分からないけど、このような結果になったというのを説明しても「論文」にはなりません。
「小論文」とは?
「小論文」はいわば、私はこう思うという文章のことでいわば、考察というものです。
なので学術的に見た場合、説得力がない上、第3者が実験と称して同じことをしても同じ結果になりません。
よって、「小論文」は単なる考察でしかなく、私はこう思いますということを述べているにすぎません。
実証が不十分で実証の理由もわからないのですから、科学的にみるとまだ何も分かっていない状況が「小論文」になります。
「論文」と「小論文」の違い
両者の違いは、学問として成立していて、実験して文章を記した人物と同じ結果になるか、結果はどうでもよく私はこう思うという理屈だけを述べるかです。
「小論文」はいわば理屈だけで実験した結果何故このような結果になりまくるか、という説明がありません。
一方、「論文」は、実験をしまくった結果、同じ結果になったという事実を論理的に説明するのが「論文」です。
「論文」の例文
・『次世代型エンジンの論文が棄却された』
「小論文」の例文
・『丁寧に書いた論文が小論文扱いされる』
まとめ
「論文」は、説得力が重要で実験の結果、こうなるという点において納得いく説明があります。
逆に、「小論文」は私はこう思うというものなので、説得力はどうでもよく、実験の結果ありきで他社が同じ実験をして同じ結果になる必要性は無いです。
よって、「小論文」はまだ、実証化されてない事実ということになります。