「lose」と「defeat」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「lose」と「defeat」の違い英語

この世の中では何事にも勝ち負けがつきものの厳しいものです。

できれば負けたくないものですが、負けがない人生というのは競争社会である限りは残念ながらありません。

勝ち負けに関する英単語はさまざま存在します。

『Win』、『Lose』、『Defeat』『Overcome』… 今回は『Lose』と『Defeat』について見てみたいと思います。

この記事では“Lose”“Defeat”の違いを分かりやすく説明していきます。

「Lose」とは?

格闘ゲームやスポーツなどではおなじみのカタカナ言葉になっているのが『Lose』です。

これはご存知の通り『負ける』と言う意味です。

しかし、言語学的には『負ける』というよりは『失う』という意味が強いことはあまり知られていません。

もともとは古英語で『Losian』という『消滅する』が転じて『失う』という意味になりました。

つまり『負ける』という意味は厳密には『勝ちを失う』という意味で使われているのが『Lose』なのです。

例えば『Team A loses a match to team B. 』で『チームAは試合でチームBに負ける。』という意味になります。

『負ける』という言葉を本来の『失う』という本来の意味に近い使われ方もありますのでご紹介します。

『I lost 5,000 dollars on gambling…』(私はギャンブルで5,000ドル負けた…)は実際には『私はギャンブルで5,000ドル失った』という意味になります。

これは日本語でも同じ使い方をしますので理解しやすいのではないでしょうか。


「Defeat」とは?

一方『Defeat』はどうでしょうか。

なにやら『De』が付いているのでネガティブなイメージがありますが、実は攻撃的で『負かす』という意味を表す他動詞です。

言語学的には『De』(分離、もしくは反対)と『Feat』(する)が一緒になって『遠ざけてしまう』という意味が転じて今の『負かす』という使われ方をしています。

攻撃的な動詞にふさわしく、どんな相手を『負かす』ことにも使える単語です。

例えば『Team A defeats Team B in a match. 』で『チームAはチームBを負かす。』という意味になります。

ヘミングウェイの小説『老人と海』(The old man and the sea)の有名な一節もあります。

『A man can be destroyed but not defeated. 』(人は破滅することはあるが、破れることはない。)

これは人は何かに壊されることがあったとしても精神まで屈服することはないという主人公の老漁師サンティアゴの強い言葉です。


「Lose」と「Defeat」の違い

この2つの単語は『負ける』か『負かす』かで全く逆の意味を表す動詞です。

『Defeat』の場合は受け身にすると『負ける』という意味になるのは是非覚えて頂きたいポイントです。

また、名詞でも『負ける』という意味になるので少し注意が必要です。

例えば『Mike suffers from a serious defeat. 』で『マイクは厳しい敗北を喫する。』

という意味になりますので動詞の場合か名詞の場合かを注意して確認しましょう。

まとめ

如何でしたでしょうか。

動詞の場合は明らかに違う意味になりますが名詞の『Defeat』は動詞とは違う使われ方をする単語です。

英語には勝ち負けに関する単語が多いので是非他にも調べて表現力アップをしてみてはいかがでしょうか。

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