この記事では、“temperature”と“degree”の違いを分かりやすく説明していきます。
「temperature」とは?
“temperature”には3つの意味があります。
1つめは気温です。
天気予報では、毎日今日の最高気温や最低気温を伝えています。
たとえば、最高気温が25度、最低気温が15度などです。
この25度とか、15度とかが気温です。
大気の温度をいいます。
2つめは体温です。
人間の肌を触ると温かみを感じられます。
これは体が熱を持っているからです。
この人間を含めた動物が持っている温度を体温といいます。
人間の平均的な体温は36. 5度くらいで、40度などになると熱を持っているといいます。
“temperature”は何でもないときの体温のことだけでなく、発熱状態のことも指しています。
3つめは感情や状況などの度合いです。
うれしいという感情には、静かなうれしさや激しいうれしさがあります。
静かなうれしさの場合は、一人でじっくりとその感情を味わうことでしょう。
激しいうれしさの場合は「ワー」と思わず声を出したくなるかもしれません。
このような違いは、感情の度合いの違いによって生まれます。
つまり、感情には度合いがあるのです。
「temperature」の使い方
大気・動物・感情・状況などの温度の意味で使用をします。
「degree」とは?
“degree”の主な意味は3つあります。
1つめは度合いです。
やけどの深さや罪の深さなどの深刻さの度合いや、非常に、極めてなどの性質や価値などの度合いを意味しています。
2つめは度数です。
数字で表せる程度のことです。
大気の温度、アルコールの濃度、物の角度などは、数字で表すことができます。
こういった、数値の程度を意味しています。
3つめは学問到達度です。
“degree”が指す学問到達度とは、学位や号のことです。
大学院である点にまで到達すると、博士号や修士号などをもらうことができます。
これらを学位といいます。
「degree」の使い方
程度・度合いという意味で使用をします。
深刻さの度合い、性質や価値の度合い、温度やアルコール度数など数字で表せる度合い、学問の到達度合いなどをいいます。
「temperature」と「degree」の違い
大気の暖かさ・冷たさの程度の意味が同じです。
この意味は同じなのですが、それぞれの持つ言葉の意味合いが異なります。
“temperature”は、大気や生物の温度の度合い、感情や状況の度合いの意味合いがある言葉です。
数字で表せるものについては、大気や生物の温度以外のことはいいません。
一方“degree”は、深刻さ、性質、価値などの程度、学問の到達程度などの意味合いがある言葉です。
温度以外の数値で表せるものの程度の意味もあります。
まとめ
2つの言葉は、大気の暖かや冷たさの意味が同じです。
しかし、それぞれの言葉が持っている意味合いに違いがあります。