この記事では、“earnings”と“income”の違いを分かりやすく説明していきます。
「earnings」とは?
“earnings”は“earning”に複数を表す“s”をつけた語です。
複数扱いの“earnings”には2つの意味があります。
一つは、収入、所得です。
金銭や物を他から受け取って自分のものとすることを収入といいます。
“earnings”は働いて得たものを指しています。
人間社会で生活をしていくためには金銭が必要です。
家を購入する、または借りるには、そのための金銭が必要です。
人間は植物と違い太陽などからエネルギーを作り出すことができないので、体を維持するためには食物を摂取しなければなりません。
そのための食物を得るためにも金銭が必要です。
金銭は一般的には働いて得ています。
労働の対価として金銭をもらっているのです。
このような金銭を“earnings”は指しています。
もう一つの意味は、売上、利益です。
会社などが商品を売ると、商品の代金として金銭を得ることができます。
商品の代金には、商品の原料代、輸送費、人件費など、さまざまな費用が含まれています。
しかし、商品を作るのに必要な費用と同じ金額で商品を売っては、会社にとって得るものがありません。
そのため、商品代金には儲けとなる額も含まれています。
儲けのことが利益です。
「earnings」の使い方
名詞として扱います。
働いて得る金銭を指して使用する言葉です。
「income」とは?
“income”には収入という意味があります。
人間は生計を維持するために働いています。
働くことで金銭を得ており、その金銭で家を維持する、食べものを購入するなどして、生計を維持しています。
正社員やアルバイトなどは、定期的に収入を得ています。
毎週、毎月など支給方法は異なりますが、一定の期間をもってもらっているはずです。
会社などで働かなくても、投資によって収入を得ることもできます。
投資でも定期的に金銭が自分のもとに入ってきます。
こういった定期的に得る金銭のことを“income”は指しています。
「income」の使い方
名詞として扱います。
定期的に入ってくるものを指して使用する言葉です。
形容詞+“income”や“income”+種類の形で用いることがあります。
たとえば、多いを意味する形容詞+“income”で高収入という意味になります。
「earnings」と「income」の違い
金銭を他から得て自分のものにするという意味が同じです。
これを収入といます。
“earnings”は働いて得るものを指しています。
一方、“income”は定期的に手に入れるものを指しています。
ややニュアンスが異なっています。
まとめ
収入という意味は同じなのですが、働いて得たということに焦点を当てているのか、定期的に入ってくるものということに焦点を当てているのか、という点に違いがあります。