この記事では、「cold」と「flu」の違いを分かりやすく説明していきます。
「cold」とは?
“cold”の主な意味は4つあります。
1つめは、肌寒い、冷たいです。
肌寒いとは、肌が寒く感じることです。
秋の夜や冬にこのような感じがすることがあります。
冷たいとは、温度が低く感じられることです。
熱いお湯で淹れたコーヒーも時間が経つと温度が低くなります。
この状態が冷たいです。
2つめは、人が冷たくなったです。
生きている人間は自ら熱を作りだし、常に一定の体温が保たれています。
しかし、生命がなくなるとこの働きが行われなくなるため、冷たくなります。
そういったことから、人が死んだという意味になります。
3つめは性格や態度が冷たいです。
思いやりがないさまを冷たいといいます。
心の温かみが感じられない状態です。
4つめは、動物などの遺臭・痕跡がかすかなです。
柔らかな地面の上を動物が歩くと足跡がつきます。
しかし、時間が経つにつれて足跡は薄くなってしまいます。
そのときの状態が、痕跡がかすかなが意味するものです。
これらは動詞の意味です。
名詞の意味もあり、名詞では風邪、寒気という意味になります。
「cold」の使い方
動詞では、触ったときの温度が冷たいという意味や、触った感じではありませんが、性格や態度が冷たいという意味で使用をします。
名詞では風邪や寒気の意味で使用をします。
「flu」とは?
“flu”には、流感、インフルエンザという意味があります。
流感とは、流行性感冒の略です。
流行性感冒は、インフルエンザのことを指しています。
感冒とは、くしゃみ・鼻水・咳などの症状を示す疾患です。
インフルエンザは11月ころから4月ころにかけて世の中に広がるので「流行性」の感冒です。
インフルエンザにかかると、発熱やのどの痛みなどの症状が現れます。
他の人にうつることがあり、世界的な大流行となったこともあります。
「flu」の使い方
インフルエンザのことを指して使用します。
“the flu”の形で用います。
「cold」と「flu」の違い
“cold”の名詞の意味にある風邪と“flu”の意味が似ていますが、それぞれの言葉が指しているものはやや違います。
“cold”は、くしゃみ・鼻水・咳などの症状がみられる疾患のことで、ライノウイルス、RSウイルス、エンテロウイルスなど原因となるものはいくつかあります。
“flu”はインフルエンザのことで、ウイルスが原因な点は風邪と同じですが、一般的な風邪とは別のものとして扱われています。
どちらも発熱など同じような症状が見られますが、程度が違います。
程度がひどいのは一般的にはインフルエンザです。
一般的な風邪なのかインフルエンザなのかは、病院で検査をすることでわかります。
まとめ
2つの言葉は、鼻水や咳などの症状が現れる状態を指していますが、一般的な風邪なのか、インフルエンザなのかという点に違いがあります。