「moving」と「relocation」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「moving」と「relocation」の違い英語

生活をしていると一度や二度は住んでいる場所を変える事があります。

例えば親の都合や会社の辞令による転勤であったり、留学であったり、など様々です。

当然海外でもこの様な場合は存在しており、英単語が用意されています。

今回の『Moving』と『Relocation』がその中の代表例です。

この記事では“Moving”“Relocation”の違いを分かりやすく説明していきます。

「Moving」とは?

一言で説明をすると『引っ越し』です。

もともとの単語である『Move』が『動く』という動詞ですので、『Moving』という動名詞では『引っ越し』になります。

とてもよく使われれる名詞で汎用性もあります。

距離の近い遠いに限らず、一般的な引っ越しという場合にはこの『Moving』を使います。

例えば『I will have moving for next year. 』で『私は来年引っ越す予定です。』という意味になります。

もちろん名詞を修飾もできます。

例えば『The moving cost is really expensive in Japan. 』(日本での引っ越し費用はとても高い。)の様な使い方が代表例です。


「Relocation」とは?

一方『Relocation』はどうでしょうか。

この単語は先ほどの『Moving』と比べてもう少し厳密な意味があります。

一言で説明をすると『転職、転勤などによる異動』を指します。

『Relocate』は『再配置する』という動詞です。

これが名詞になり、再配置が転じて『異動』になっています。

転職や転勤はもともとの『Relocate』の意味通り、人員や仕事を再配置する事になりますので、このイメージをすると分かりやすいのではないでしょうか。

少し脱線すると『Relocation camp』という言葉がアメリカには存在します。

実は日本人とも関係のある言葉で、これは第二次世界大戦時に日系人を強制収容した施設のことを指します。

これも日系人を強制的に収容所へ『異動』させるので『Relocation』という言葉には対象となる人間の意志よりも強い力が働いている場所の移動という意味がとても強いことがご理解頂けるのではないでしょうか。


「Moving」と「Relocation」の違い

この2つは『引っ越し』か『異動』かで使い分けることができる単語です。

ご説明させて頂いた通り、『Moving』はどんな場合でも使えるとても便利な単語なのに対して、『Relocation』は対象よりも強い力が働いて発生する移動です。

この様に違いがあるにも関わらず、面白いのは一般的な会話で『Relocation』を使うことは殆どありません。

例えば、父親や母親の会社辞令による異動を知ったお子さんが友達などに伝える場合は基本的に『Moving』を使います。

社会人になると『Relocation』という言葉も会話では発生しますが、どちらかと言うと、『I will move out because of relocation. 』(異動の為に引っ越す予定です。)という形で説明を補足する様な使われ方が多いです。

まとめ

如何でしたでしょうか。

一般的な『Moving』と少し厳密な意味を持つ『Relocation』の違いがご理解頂けたのではないでしょうか。

もしも引っ越しや転勤がある場合は少し気にしてみたい単語ですので、是非使い分けてみて下さい。

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