この記事では、「間隔をあける」と「間隔を空ける」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「間隔をあける」とは?
作業してから次に実行する間を置くことを「間隔をあける」【かんかくをあける】といいます。
例えば、病院に行って精密検査を受けた後、一定の期間を置いてから検査した方が病気も見つかりやすくなるのです。
また、物が置いてある場所から適度に距離を置いて次に置くべきものをきれいに同じ向きに配置して置くという意味で使われています。
「間隔を空ける」とは?
作業した後、間をつくることを「間隔を空ける」【かんかくをあける】といいます。
一定のすきまを作っては物事を始める状況を表すときに使う言葉です。
例えば、机を会議室にいくつも置くときは、隣との間隔を空けて通りやすくしたり、ボードが見やすい位置に置いていきます。
元々は、中身を取り出して空き箱の状態にして、すきまを作って置くといった意味合いで使う言葉でした。
「間隔をあげる」と「間隔を空ける」の違い
ここでは「間隔をあける」と「間隔を空ける」の違いを、分かりやすく解説します。
物事が起きたとき、一定の間をあけてまた事を始めるといった意味がある言葉が「間隔をあける」です。
このようなところから、物が2つあるとすればぶつからならい程度に間をあけて、正しい位置に置いていくといった意味で使います。
もう一方の「間隔を空ける」は物事を行なうとき、隣とぶつからないよう隙間を作って間を空けて立つ状態を表す言葉です。
主に、すきまをあけるように置く、設置するという場面で使われています。
「間隔をあける」の例文
・『温泉に入るときは時間に余裕を持ち、間隔をあけて入ると効果的だ』
・『薬を服用する時間は一定の間隔をあければ内臓に負担をかけにくい』
「間隔を空ける」の例文
・『追突を避けるため赤信号で待つ車との間隔を空けた』
・『ぶつからないよう間隔を空けて座り、傘は席の横に置いてください』
まとめ
「間隔」という漢字は同じですが、「あける」と「空ける」に違いがあります。
どのような違いがあるか目を向けて勉強してみるといいでしょう。