「波乱万丈」と「波瀾曲折」の違いとは?分かりやすく解釈

「波乱万丈」と「波瀾曲折」の違いとは?違い

この記事では、「波乱万丈」【はらんばんじょう】と「波瀾曲折」【はらんきょくせつ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「波乱万丈」とは?

浮き沈みが激しく、劇的である人生のことを「波乱万丈」【はらんばんじょう】といいます。

仕事が順調にいったと思えばいきなりクビを宣告されたり、結婚して幸せな家庭を築けたと思ったのに子供が事故に遭ったことで夫婦間に亀裂が走り、離婚に至るなど様々な出来事が起きる浮き沈みが多い人生を指すわけです。

その人生はまるで、ドラマのように劇的であるといった状況を表します。


「波瀾曲折」とは?

物事が進むにつれて、込み入った事情が起きることを「波瀾曲折」【はらんきょくせつ】といいます。

「波瀾」は人と対立して争うといった意味になり、「曲折」は折れ曲がるといった意味合いがある言葉を掛け合わせました。

このことから、複雑な事情といった場面で使われている言葉です。

このように、乱闘騒ぎがあったり、選手と審判がぶつかったなど数々の揉め事がある状況を表します。


「波乱万丈」と「波瀾曲折」の違い

「波乱万丈」「波瀾曲折」の違いを、分かりやすく解説します。

変化がとても激しい人生を「波乱万丈」といって、いかに安定していない極めて浮き沈みがある人の生き方を指す言葉になるわけです。

主に、人生において浮き沈みがある出来事が何度も起こり、苦労するといった状況を表します。

もう一方の「波瀾曲折」は非常に込み入った状況を指す言葉であり、色々な問題が起きて大変だった過去を振り返るときに使われている言葉です。

「波乱万丈」の例文

・『兄の人生は言い尽くせないほど波乱万丈で気の毒だと感じる』
・『波乱万丈な音楽家の人生を見て、時折勇気を奮い立たせている』

「波瀾曲折」の例文

・『波瀾曲折のある試合は、感情移入するほど面白い』
・『知人の波瀾曲折な子供時代の話を聞くと、頑張ろうと思う』

まとめ

安定した人生を送りたいと思うものですが、運命に導かれたように様々な出来事が起こり、大変な思いで生き抜いた人もいるわけです。

使い方や意味に違いがありますので、状況に応じてうまく使い分けてみるといいでしょう。

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