この記事では、「頑迷固陋」と「頑固」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「頑迷固陋」とは?
かたくなで物事をうまく吸収して学べずに知識が無いことを「頑迷固陋」【がんめいころう】といいます。
道理に暗いという意味がある「頑迷」と見識が狭すぎるといった意味合いの「頑迷固陋」を掛け合わせた言葉であり、聞く耳を持たず背中を向けてしまうのです。
このような頑固な人物は物事の意味を正しく理解したり、判断できません。
ただ、自分の意見を大切にするため人に流されないのが良いところです。
「頑固」とは?
周囲が変えた方がいいと助言したとしても、一切受け入れない人を「頑固」【がんこ】といいます。
他人が何を言おうが考え方を変えようとせず、自分はこう行くと決めれば貫き通すのです。
また、同じことを繰り返すほど新しい方向に目を向けられず、新しい物の見方もできません。
ただ、簡単には人に流されないところが信用できる人に見られます。
「頑迷固陋」と「頑固」の違い
「頑迷固陋」と「頑固」の違いを、分かりやすく解説します。
物事を正しく受け入れられない性格である人を「」といいます。
道理に暗く、前向きに見ようという意識が傾けられないのです。
それだけ視野が狭い人を指す四文字熟語になります。
もう一方の「頑固」は、頑なに相手の助言を聞き入れようとしない人を指す言葉です。
この2つの大きな違いは、「頑迷固陋」は道理が通じないという点に焦点を当てていますが、「頑固」は人の性質を強く表します。
「頑迷固陋」の例文
・『女子高校生は人の意見に耳を傾けると思いきや、頑迷固陋だ』
・『頑迷固陋な彼氏で付き合うのも苦労するが、自分の手で変えてみたい』
「頑固」の例文
・『岩のように頑固な兄を説得させるのはそう簡単ではない』
・『頑固な人は負けるのを嫌うので、日々努力を欠かさない』
まとめ
頑なに相手の意見に従わない人を指す言葉ですが、相手の性質に目を向けて、どう使えばいいか焦点を当てて学んでみるといいでしょう。