この記事では、「菊花賞」と「秋華賞」の違いについて紹介します。
菊花賞とは?
菊花賞とは、JRA(日本中央競馬会)が開催する重賞競走の1つです。
京都市伏見区にある京都競馬場で行われますが、京都競馬場の改修工事の際に阪神競馬場で行われたことがあります。
1938年に「京都農林省賞典四歳呼馬」という名前で創設されました。
創設時は4歳馬のみが出走することができましたが、現在は3歳馬のみとなっています。
京都競馬場の芝3000メートル外回りで行われます。
菊花賞のモデルは、世界最古のクラシック競走といわれるイギリスのセントレジャーステークスです。
菊花賞は3000メートルという長い距離を走るのが特徴で、過酷なレースのため最も強い馬が勝つと言われています。
秋華賞とは?
秋華賞とはJRAが開催する重賞競走の1つで、京都競馬場で行われます。
1996年に創設されました。
芝2000メートル内回りで行われており、出走馬は3歳牝馬に限定されています。
秋華賞では創設された当時から外国産馬や地方競馬所属の馬の出走が認められていました。
また、秋華賞はエリザベス女王杯の前哨戦として扱われることも多いです。
エリザベス女王杯は、エリザベス2世が来日したことをきっかけに創設されたレースになります。
菊花賞と秋華賞の違い
菊花賞も秋華賞も京都競馬場で行われる重賞競走です。
菊花賞と秋華賞の違いは、クラシック競走かどうかにあります。
クラシック競走は、重賞競走の中でも歴史があり栄誉のあるレースになります。
菊花賞はクラシック競走ですが、秋華賞は創設されたのが比較的新しいのでクラシック競走ではありません。
クラシック競走には菊花賞以外にも皐月賞や日本ダービー(東京優駿)等があります。
また、秋華賞は牝馬のみが出走できるレースですが、菊花賞には牝馬も牡馬も出走できます。
まとめ
菊花賞はクラシック競走ですが、秋華賞はクラシック競走ではありません。